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家づくりのこと
2024.02.06

建物を劣化させる「ヒートブリッジ」とは?

こんにちは、ニッケンホームです。

建物を劣化させる大きな原因となる「結露」。快適な暮らしを維持するためには、結露を防ぎ、建物の耐久性を高めておくことが重要です。結露はさまざまな原因で発生しますが、「ヒートブリッジ」もその一つ。今回は建物の劣化につながるヒートブリッジについてお伝えします。

ヒートブリッジとは?

ヒートブリッジは、建物の中にある熱を伝えやすい部分のこと。「熱」を「橋渡し」するという意味から「熱橋」と呼ぶこともあります。

熱が伝わるのを防ぐ断熱材に対し、柱などは熱を伝える場所にもなります。ツーバイフォー工法でも在来工法でも、構造体の断熱材がない部分でヒートブリッジ現象は発生します。

ヒートブリッジは、夏は外気が室内に侵入し、冬は室内の熱損失につながるため、快適さを失う原因に。住み心地が悪くなり、冷暖房効率も落ちてしまう上、おそろしいのが壁の中の結露につながる点です。

なぜ結露するのか

結露は温度差によって発生します。冬場はヒートブリッジによって室内側に温度の低い場所ができると、内外の温度差により壁内で水分が発生。夏は逆に外の熱が侵入し、やはり壁内で結露が発生する可能性があります。

壁内に結露が発生すると、構造躯体にカビや腐食が発生する懸念があります。見た目ではわからない壁内結露内部結露)。放置すると、建物の強度が落ちて耐震性能を発揮できなくなるほか、断熱材が劣化すれば、断熱性能も落ちてしまいます。安心と快適さが失われる上、カビが室内に入ってアレルギー症状を引き起こしてしまうかもしれません。

ヒートブリッジの対策

ヒートブリッジを防ぐためには、熱が伝わる場所を減らすことです。

内断熱は、断熱されていない構造躯体が熱を伝えてしまう可能性があります。一方、外断熱であれば構造躯体を外側から包むため、柱などの木材でヒートブリッジ現象が発生するのを防げます

さらに、断熱材の隙間非断熱部分を埋めることも重要。気密性を高めるために隙間を埋める作業は、ヒートブリッジを防ぐ対策にもなっています。

ニッケンホームは、内断熱「高性能グラスウール(アクリアウール)」+外張り外張断熱「ネオマフォーム」のダブル断熱。構造躯体を断熱材で覆うことで、そもそもヒートブリッジが起きない構造としているのが強みです。気密テープやウレタンフォーム吹き付けなども行い、さらなるヒートブリッジ対策も実施しています。

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