- 家づくりのこと
- 2024.05.21
土地探しの際は注意が必要。「擁壁」って何?
こんにちは、ニッケンホームです。
前回のブログでは、土地探しから始める家づくりについて、先行してプランを進めておくことが重要だとお伝えしました。現実的な予算も踏まえて理想の家を実現させるためには、事前に建物についてしっかりと検討しておくことが大切です。
家づくりと土地探し。焦らずに、まずはプランから!
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今回は注文住宅を建てる土地を考えるときに覚えておきたいポイントの一つ、「擁壁(ようへき)」についてお伝えします。
■擁壁とは?
擁壁は、高低差がある土地で土が崩れるのを防ぐ構造物のこと。斜面を安定させるため、鉄筋コンクリートやコンクリートブロックで斜面を壁のように覆います。
基本的には平らな土地であれば必要ありませんが、高低差がある土地や斜めに傾いた土地に家を建てる場合、土砂崩れを防ぐために擁壁工事が必要になったりします。既に擁壁がある場合もあります。
平らな土地にするためには、地面を削って地盤面を低くする切土(きりど)と、土を盛ることで地盤面を高くする盛土(もりど)があり、方法によって擁壁の設計は異なります。
■擁壁でプラン変更!?
あるお客様は、イメージしていた間取りがあったのですが、購入していた土地の擁壁が原因で変更を余儀なくされました。
問題になったのは、擁壁と建物の距離。擁壁はその高さによって、そこから一定の距離を離して建物を建てなければいけないといった、細かなルールが条例で定められています。
敷地を目一杯に使って家を建てようとお客様は考えられていましたが、擁壁から距離を取る必要があったため、結果として建物面積が小さくなり、間取りも変更することになりました。
擁壁が必要な土地は価格が抑えられるのが一般的で、一見するとお買い得に見えることがあります。ただ、このように希望のプランが実現しない場合や、新たな擁壁工事によりトータルでは高低差のない土地を買うのと変わらない費用がかかるケースも考えられるため、注意しましょう。
前回のブログでもお伝えした通り、建物は土地に合わせて建てなくてはいけません。「思ったより土地を使えない」というケースは多く、やはり建物とセットで考えることが重要です。
ニッケンホームではお客様の理想の家づくりが実現可能な土地探しもサポートしています。