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家づくりのこと
2024.06.04

「パッシブデザイン」と「断熱」の関係とは?

こんにちは、ニッケンホームです。

ニッケンホームは「パッシブデザイン」を取り入れた間取りや「高断熱」の建物に強みがあります。家づくりを検討されている中で気になっている方もいるであろう2つのキーワード。一見、関係のなさそうなパッシブデザインと断熱ですが、実は切っても切り離せない関係にあります。

パッシブデザインとは?

パッシブデザインとは、自然の力を生かして省エネな暮らしを送れる家のこと。「パッシブ」という言葉には「受動的」という意味があります。受動的なデザインの家とはつまり、自然や環境の特性を考慮した家を表しているのです。

パッシブデザインの中で代表的なのが、日射遮蔽・日射取得と通風。
それぞれ以下のようなメリットがあります。

・日射取得
冬は太陽の光を室内に取り入れて、暖房として機能させて室温を上昇させます。日射は土地ごとに条件が異なるため、入念にシミュレーションした上でプランしていきます。

・日射遮蔽
夏の太陽の光が室内に入るのを遮り、室温の上昇を防ぎます。軒や庇(ひさし)を活用して窓から日光が差し込むのを防ぐ建物にすることが重要です。

・通風
自然風を利用することで、快適な室内空間を実現します。通常の窓に加えて高窓を取り付けたり、吹き抜けを利用して1・2階に風の流れをつくったりするのがポイント。清々しい自然風を採りこみ、春や秋はエアコンなしでも心地よく過ごせます。

このほか、太陽光を利用して照明に頼らず明るいお部屋を実現するのもパッシブデザインの一つの手法です。

高断熱が大前提

断熱とは熱の伝わりを抑えることを意味します。壁や屋根を通して家の内外で熱が伝わるのを防ぐため、高性能な断熱材で建物を覆っていきます。

自然の力を生かすパッシブデザインと、熱の伝わりを抑える断熱に関係があるのは、少し違和感があるかもしれません。これは「熱が高温側から低温側に移動する」という特性を知っておくことがヒントになります。

冬の日射取得で暖まったお部屋ですが、建物の断熱性が低いと高温側(室内)から低温側(室外)に熱が逃げて、暖かい空気を保つことができません。せっかく自然の力を生かしても、断熱性が低いとそれが続かない。もちろん夏は外の熱を家の中に伝えるわけにはいきません。つまり、パッシブデザインを実現するために、適切な断熱性能は必須条件なのです。

ニッケンホームは今後も、自然の力も生かしつつ一年を通して快適で健康的な高断熱住宅をご提案していきます。

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