- 家づくりのこと
- 2024.12.12
快適な暮らしを実現する開口部の断熱。玄関ドアも高断熱に
こんにちは、ニッケンホームです。
寒い冬も暑い夏も快適に過ごせる室内空間をつくるためには、外気の影響を受けにくくなるよう、建物の断熱性を高めることが重要です。
熱の伝わりを抑える高断熱の家は、冷暖房の効率がよく、家全体が快適。部屋と部屋の温度差も小さくなるため、ヒートショックや熱中症のリスクが減り、高齢の方や小さなお子さんにとっても安心です。
断熱性を高めるためのポイントになるのが壁・天井・床の断熱材と開口部。
特に窓や玄関などの開口部は、建物の中で最も熱の出入りが大きい場所のため、断熱性の高い製品を使うことが重要です。
■玄関の断熱
複層ガラスや樹脂サッシなど、断熱性を高める窓の工夫に比べると、玄関の断熱はあまりなじみがないかもしれません。ただ、玄関も熱の出入りは多い場所。窓に加えて玄関ドアの断熱性能も高めておくことで、家の中に外気が伝わりづらくなり、玄関と廊下や部屋との温度差は小さくなるでしょう。
室内の温度と室内側ドアパネルの表面温度の差が小さいため、結露を防げるのもメリットです。
■驚くほど分厚い玄関ドア
玄関ドアの断熱にはグレードがあり、「D2」や「k2」のように表記されています。DとKはメーカーを表していて、DがYKK AP、kがLIXIL。数字は断熱性能の違いを表し、数値が小さいほど断熱性能は高くなります。
D2/k2:寒冷地におすすめ
D3/k3:比較的寒い地域におすすめ
D4/k4:暖かいエリアにおすすめ
注文住宅を3つのグレードで展開するニッケンホームでは、smart(スマート)でk2仕様、prime(プライム)でD2仕様の玄関ドアを標準採用。玄関ドアからの熱の伝わりを抑え、快適な室内空間を実現しています。
さらに、最高グレードのgrand(グラン)では、YKK APのイノベストD50(形材断熱枠仕様)を採用。これはD2以上の断熱性能を誇る製品で、実物を見ると驚くほどの厚みがあります。分厚い断熱材がついたような玄関ドアは、建物をさらに高断熱化。高性能の窓と組み合わせて、UA値0.26が基準となるHEAT20 G3仕様の家も実現します。
建物の高断熱化を図る際に大切なのは、玄関と窓にバランスよく断熱性の高い製品を採り入れること。窓だけ、玄関ドアだけに高断熱の製品を使っても、他の場所の断熱性が低いと意味がありません。快適な暮らしを実現するためには、開口部全体でバランスよく性能を高めることが重要です。