- 家づくりのこと
- 2020.10.20
見せる収納のメリット・デメリット
こんにちは、ニッケンホームです。
家づくりを具体的に進め始めた際、デザインや間取りとともに、収納についてもご要望をいただいたり、こちらからご提案したりすることはよくあります。
そんなときご相談されることが多いのが、「見せる収納」つまり「オープン収納」について。
デザイン性が高く、空間をおしゃれに演出する効果があるオープン収納ですが、どのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか。
■場所によっては家事効率アップも!
オープン収納のメリットとして考えられるのはまず、モノが取り出しやすいこと。
扉をなくせば開閉する手間がなくなり、食器や衣類など、すぐに取り出すことができます。
中にあるモノが一目でわかるのもメリット。
どこに何をしまったのかわからなくなったり、探すのに時間がかかったりすることもなくなりそうです。
キッチンをオープン収納にすることで、家事効率のアップも期待できます。
調理器具や調味料、食材、食器などの準備や片付けが手早くでき、家事のストレスが減りそうですね!
扉をなくし、R壁を採用した写真のパントリー。
限られたキッチンまわりの空間を、おしゃれに有効活用した事例です。
■地震対策は必要
一方、デメリットとして考えられるのは、地震対策が必要な点。
扉があれば地震の揺れで空くのを防ぐ「耐震ラッチ」の取り付けが可能ですが、そもそも扉をなくしたオープンな戸棚などは、対策を万全にしておく必要があります。
高い位置に重いモノを置く場合など、特に注意が必要ですね。
また「見せる」というのは同時に「見られる」ことも意味しています。
来客などの際、常に中のモノが目に入るということを意識し、きれいに収納しておかなくてはいけません。
置き方によっては、ごちゃごちゃとして清潔感のない部屋になってしまうことも考えられます。
見た目がおしゃれな一方、それをキープするのには、それなりの労力が必要になるということですね。
機能性や実用性と、見た目のおしゃれさや生活感のない雰囲気。
ご自身が何を求めているか、実際の暮らしをイメージして検討してみてはいかがでしょうか?