スタッフブログ

2020.12.25

バリアフリーとは・・・

こんにちは!

営業部の早川です。

 

今回はバリアフリーについてお話したいと思います。

皆さんはバリアフリーというとどんなことを思い浮かべますか?

 

段差が無くて手すりがあり・・・

 

正解です!

 

ただ実際に住まれている方のお話をきいていく中でわかっていく事もあります。

手すりの高さは・・・

スロープの勾配は・・・

なかなか考える機会がありません。

 

そこで今回はバリアフリーの中で上記二つの推奨されているものを取り上げていきたいと思います。

 

【手すりの高さは・・・】

手すりの高さは低すぎると使いづらく、高すぎると体重がかけづらいです。

一般的には廊下などの平らな面では床から750mm~850mm、階段やスロープなどは750mmといわれています。

実際には手を下げて手首位の位置にあるのが使いやすいと言われています。

階段などは手すりが高いと後ろに重心がかかりますので低めに設定するんですね。

またトイレの場合は座っていて、立ち上がる動作をしますので

床から500mmぐらいになります。

トイレのペーパーホルダーの少し上ぐらいですね。

 

【スロープの勾配や幅は・・・】

車いすの使用を目的としたスロープの勾配についてになります。

高さが50㎝の高さまで車いすで上がるとき、スロープの長さはどれくらい必要でしょうか。

スロープは直線で上がれるように設計した場合です。

 

まずは電動車いす。

電動車いすの場合は3mで約9.5度の傾斜が限界と言われています。

最近は電動車いすの性能も高くなっていますので、今後はもう少し急な勾配でも大丈夫かもしれないですね。

 

次に車いすを自走する場合。

自走する場合は室内では上がりたい高さの12倍。

6mが必要といわれています。傾斜角度は約5度です。

屋外になると高さの15倍の7.5m必要です。理想は18倍の9mと言われています。

車のハイエースのロングが5mくらいですのでそれよりも長いスロープが必要なんですね。

また長くなると滑り落ちる危険もあるので長いスロープの場合は途中で平らな踊り場をつくるのもいいかもしれません。※16m以上の長さのスロープには必要との指針もあります。

※画像はイメージです。画像の通りの長さだと短いですね。

 

新しく建てられる家に長く住んで頂く中で、ご自身の生活スタイルが変わることもあります。

外構では車の駐車スペースしか決めていない・・なんてことありませんか?

建物が丈夫で長く快適に住んでいただける時代です。

一度、先の生活まで考えてみるといいかもしれませんね。

 

日建ホームズは福祉事業施設なども建築させて頂いております。

本日お話しできなかった内容なども御相談ください。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

早川

 

※実際は国土交通省の所轄のバリアフリー法『建築物移動等円滑化誘導基準』という円滑に移動できる基準が定められています。ご興味ある方は一度お調べください。

 

 

 

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