- 家づくりのこと
- 2021.12.14
勝手口いる?いらない?お悩みの方に検討のポイントを
こんにちは、ニッケンホームです。
間取りを考える際、迷うことが多いポイントの一つに勝手口があります。
以前に比べると勝手口を設ける家は減りましたが、「できればほしい」とお考えの方が多いのも事実。
今回は勝手口を設けることのメリットやデメリットについてお伝えします。
■場所と動線の関係
勝手口については、場所と動線を併せて考えることが重要です。
洗濯機から勝手口が近く、勝手口から出てすぐの場所に物干しスペースがあれば、洗濯物を干す際の動きがスムーズになります。
また、すぐ近くに家庭菜園があるなど、外に出て作業する際に便利なのも勝手口を設けるメリット。
広い敷地に建つ家で、玄関と反対側に「裏口」として設けるイメージです。
駐車場との動線がスムーズであれば、買い物から帰って荷物をパントリーに運んだり、ゴミを出したりする際の効率も良くなるでしょう。
■防犯面のリスクが…
一方、勝手口を設けるデメリットに防犯面の心配があります。
勝手口は中がのぞきやすく、外から目立たない位置にあることも多いため、空き巣に入られやすい場所とも言えます。
勝手口は玄関よりもシンプルな構造であり、厳重に防犯対策をしていないケースが多いのも被害が多くなる理由。
セキュリティを万全にしておくのが重要なのは言うまでもありませんが、リスクの高い勝手口を設けないというのも一つの考え方です。
先に挙げた場所と動線の関係で大きなメリットがある場合をのぞき、よく考えると勝手口が必要ないケースもあります。
例えば洗濯時の家事動線を考えてみても、洗う・干す・畳む・収納するという一連の作業がユーティリティスペース1カ所で完結すれば、わざわざ勝手口を設ける必要はありません。
ゴミについても、場所によっては玄関横に置いておく方がゴミ出しの際に便利だったりします。
もちろん、間取りの工夫で玄関からパントリーまでの動線をスムーズにすることも可能。
勝手口でお悩みの方は、どのような使い方をするか改めてイメージし、場所と動線の関係から再考してみると自ずと答えが出るかもしれません。
ぜひ参考にしてみてください。