- 家づくりのこと
- 2023.09.19
マイホーム購入時は水害への備えを
こんにちは、ニッケンホームです。
今年も日本各地で大雨や台風の被害が出ました。自然災害の激甚化により、家づくりの際は防災性を重視される方も増えています。耐震性の高い建物はもちろんのこと、水害への備えも意識しておくことが重要です。
■家屋の浸水を防ぐために
河川の増水や氾濫、堤防の決壊など、水害が発生した際に家屋への浸水を防ぐためには、家づくりの段階で水害リスクを意識しておくことが大切です。浸水対策として有効とされているのが「かさ上げ(盛り土)」。建築前の敷地に土を盛り、地表面を高くしてから家を建てます。ある程度の高さまでは浸水を防ぐことができるため、地盤に問題なければ良い方法です。
国土交通省ではこのほか、「高床(家の基礎を高くする)」、「囲む(防水性の塀で家を囲む)」、「建物防水(防水性の外壁を設ける)」などを推奨しています。
■ハザードマップの確認
自然災害が発生した際の被害予測を地図に落とし込んだ「ハザードマップ」。ハザードマップは災害の発生予測はもちろん、被害の程度を予測したり、避難経路や避難場所を把握したりするのに有効です。
家を建てる土地・エリアがどのくらい自然災害のリスクがあるか知ることができるため、建築前にはハザードマップを確認しておくようにしましょう。土地を探している方にとっても、リスクを抑えるためにハザードマップの確認は重要。現在、不動産取引時にはハザードマップを用いてリスクを説明することが義務化されています。
ハザードマップポータルサイト
https://disaportal.gsi.go.jp/
■自治体ごとに条例も
自治体によっては条例が制定されているところもあります。例えば名古屋市の南部では、「名古屋市臨海部防災区域建築条例」があり、第1種区域~第4種区域まで、4段階で家を建てるときの条件が定められています。
河川に近いエリアなどは同様の条例が制定されているケースもあります。詳しくはニッケンホームのスタッフまでお問い合わせください。
家づくりの際はぜひ、安心・安全な暮らしのため、水害への備えも意識しましょう。