- 家づくりのこと
- 2023.11.12
土地を買う際の注意点 共有ブロックに気を付けて!
こんにちは、営業部中尾です。
今日は土地を買う際に見落としがちな共有ブロックの問題点についてお話をします。
土地を買う際に古家付きの土地を解体条件で買うことがままあり、その際にブロック塀などがあると一緒に解体して引き渡してくれます。
その中で古い分譲地などではブロック塀を境界の中心に設置した物件が多々あります。
当然ながら共有ブロックは隣地の方の同意が必要で、同意がなければ勝手に壊すことができません。
そのため、共有ブロックをそのままにして引き渡すことが通常です。
地震国の日本では度重なる地震によりコンクリート塀の倒壊事故が多く起こり規制を強化してきました。当時は問題がなくとも今の基準では適法ではない塀がまだまだたくさんあります。
自分の敷地にあるブロックであれば解体できますが、上記のような適法でないブロック塀が共有となていた場合、例えば1.2m以上で控え壁がないもの等はそのままでは建築確認が通らず、家が建築できません。
境界に対して左右にブロックがあるので共有ブロックではありません
お隣との共有ブロックです。高さが1.5mほどあり控え壁が右側にありません
このような土地を知らずに購入した場合は
①高さを1.2m以下にする
②控え壁を取り付ける
③共有部分の土地だけ分筆をしてお隣に買っていただく、もしくは貰ってもらう
等で建築確認は通すことができますが、③は無駄な費用が発生し土地が減るのでお勧めできないです②は控え壁が邪魔になるのでお隣の了解が得られるなら上部だけカットする①がお勧めです。
不動産を購入する際はお客様ご自身でよく見て頂くことが大事です。
さらに、検討している建築会社と一緒に見てもらうことで、不測の事態を1つでも多く避けることができるのではないかと思います。
私共株式会社日建ホームズではお客様の候補地をお客様の立場で調査いたします。
お気軽にご相談くださいませ。