- 家づくりのこと
- 2023.12.05
ツーバイフォー工法(2×4)と耐震性。明確なルールに則った家づくり
こんにちは、ニッケンホームです。
木造住宅には大きく分けて2つの工法があります。それが在来工法(木造軸組工法)とツーバイフォー工法(2×4)。今回は、ニッケンホームが採用しているツーバイフォー工法についてご紹介します。
■ツーバイフォー工法はルールが明確
ツーバイフォー工法は壁や床などの「面」で建物を支えるのが特徴です。木材で組んだ「枠組み」に構造用合板を接合したパネルで壁面・床面をつくり、それを箱型にした六面体構造がツーバイフォーの基本。建築基準法では「枠組壁工法」と呼ばれており、2×4(ツーバイフォー)材、2×6(ツーバイシックス)材など、6種類の規格化された構造用製材のうち、2×4材を多く使うことからツーバイフォー工法と言われています。
材料のサイズ
2×4材:38mm×89mm
2×6材:38mm×140mm
2×4はもともと、2インチ(50.8㎜)×4インチ(101.6㎜)の角材でしたが、乾燥段階の収縮などから、1.5インチ×3.5インチくらいの上記サイズで規格化されています。
ツーバイフォー工法は、細かな技術基準が定められているのもポイントです。ルールが明確になっている工法だからこそ、それに則って施工することで、確実に性能を確保することが可能。構造上で必要とされる壁はもちろん、それ以外も同じ仕様で設計されることから、実は構造的に余裕がある建物が実現するのもメリットです。
接合部には、専用のくぎや接合金物を使用。構造材やくぎ・金物のサイズ、使用方法、使用箇所、施工の手順などはきめ細かく規定されていて、枠組壁工法住宅工事仕様書などでマニュアル化しています。
■2×6工法は何が変わる?
「ツーバイフォー工法」のほかに「ツーバイシックス工法」という呼び方を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。これは文字通り、2×6材を用いて枠組みをつくる工法。2×4材よりも幅広の木を使うわけですが、これによって何か変わるのでしょうか。
材料が大きくなることから耐震性が上がるとお考えの方もいるかもしれませんが、実はこの材料によって最も向上するのは断熱性です。木材が大きくなる分、より分厚い断熱材を施工できるのがその理由。より高断熱の家を求める方には、ツーバイシックス工法の家もおすすめです。
ニッケンホームでは、ツーバイフォー工法・ツーバイシックス工法のいずれも施工が可能です。