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家づくりのこと
2023.12.07

箱型は強い。過去の大地震に見るツーバイフォー工法(2×4)の耐震性

こんにちは、ニッケンホームです。

モノコックとも呼ばれるツーバイフォー工法の六面体構造は、地震や台風などの外力を床や壁などの各面が支えます。各面に加わった力は建物全体に分散されるため、揺れに強くなるのが特徴です。

巨大地震発生後の調査が示すツーバイフォー工法の頑丈さ

2011年に発生した東日本大震災。地震発生の1カ月半後に開始した調査では、対象の2万772戸のうち95%の1万9640戸は当面補修をしなくても居住に支障がないという結果が得られました。津波による被害を除けば98%まで数値は上がり、ツーバイフォー工法の家の高い耐震性が実証されています。

2016年に発生した熊本地震でも耐震性の高さは実証されています。熊本地震では震度7の揺れに2度も見舞われましたが、ツーバイフォー住宅の全壊・半壊はなく、一部損壊も3%以下にとどまりました。

阪神・淡路大震災で全壊・半壊ゼロ

2004年の新潟県中越地震は震度7の本震の後、最大震度5弱以上の余震が短時間で15回も発生しました。全体では全壊・半壊が1万8800棟、一部損壊を含めると約9万棟が被害に遭った地震でしたが、ツーバイフォー工法の家は、全壊・半壊がゼロという調査結果でした。

さらに遡ると、1995年の阪神・淡路大震災における被害調査でもツーバイフォー工法の全壊・半壊はゼロ。家具の破損・転倒調査では食器戸棚の被害がRC造70%、木造軸組工法60%だったのに対し、ツーバイフォー工法は10%で、揺れを吸収・拡散する構造という点が証明されたのです。

このように、ツーバイフォー工法の耐震性の高さは過去の大地震発生後の調査で明らかになっています。

東海地方では今後、南海トラフ地震の発生が予測されています。大切な家族の暮らしを守るためにも備えは大切。家づくりの際は、改めて建物の耐震性と安全について考えてみると良いでしょう。

※調査結果は一般社団法人日本ツーバイフォー建築協会の資料より抜粋

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