- 2023.12.10
住宅ローンの審査について
こんにちは、営業部中尾です。
今日は住宅ローンについてお話します。
住宅建築の際住宅ローンは多くの方が利用します。
住宅ローンの審査で年齢・年収・勤続年数・ほかの借り入れ状況などをお伺いして審査申し込みをして、今までの経験で概ね通るだろうなっていう方が審査が通らずに否決になるケースがまれにあります。
このような場面で考えられる一つのケースが「個人情報」にネガティブな情報がある場合です
ほかに借り入れもなくクレジットカードの支払いも遅れたことがない場合でも、よくよく伺うと携帯の支払いが遅れたことがあったとのこと、その携帯は割賦で購入して月々の通話料と割賦の支払いが一緒になって、あまり意識していなかったそうです。
公共料金等の支払いと異なり、この携帯の割賦は借金でしっかりと個人信用情報機関に載っているためにローンが通りませんでした。
残念ながら個人情報は「契約期間中および契約終了後5年以内」は記録されていますのでお支払いが終わって5年後になると情報が消えて再度借り入れなどの審査が可能になると思います。
もし心配な方は借り入れ申し込みの前に、ご自身の信用情報を開示してみることができますので一度ご確認くださいませ。
割賦販売法・貸金業法指定信用情報機関 株式会社シー・アイ・シー(略称:CIC)
もう一つ注意点として、事前審査が通った後にクレジットカードの申し込みや、カードローン、マイカーローンなどを申し込むと住宅が完成して融資実行する際にも金融機関は信用照会を行うのでその際に否決される恐れもありますので、融資が終わるまでお気を付けくださいませ。
次に、住宅ローンの申し込みの際金融機関は何を重視して審査しているかのデータがありましたので参考にして頂ければと思います。
融資を行う際に考慮する項目(金融機関1190社のうち何パーセントが考慮するか)
1 完済時年齢 99%
2 健康状態 98.5%
3 担保評価 98.2%
4 借入時年齢 96.9%
5 年収 95.7%
6 勤続年数 95.6%
出典:令和元年度民間住宅ローンの実態に関する調査結果報告書
(令和5年3月 31 日 訂正)令和5年3月国土交通省 住宅局
1位の完済時年齢は私自身、身につまされます、定年退職後も住宅ローンが残っているのはつらいですね、当社では住宅ローンを長期で組んだ場合でも、無理のない繰り上げ返済による完済時年齢を少しでも定年退職時までに持っていけるようなプランをご提案していますので是非ご相談くださいませ。
2位の健康状態は健康状態に問題があると団体信用生命保険に入れずに融資自体ができなくなります。
若い時は健康診断で問題がなくても、年とともに血糖値が、肝機能が、血圧がと悪くなりがちなので、比較的健康な若い時に住宅を建築することをお勧めいたします。(フラット35などは団体信用生命保険は任意のためローンは組めますが、万が一の際に借金だけ残ってしましますのでやはりお若いうちがいいかと思います)