災害に備えた住宅で万が一の時も安心
日本は地震や台風など、災害が多い国です。
近年も大きな被害をもたらす災害が頻繁に発生しています。
2019年には、台風15号や台風19号で住宅の全半壊や損壊、浸水の被害、2018年の北海道胆振東部地震では約1.5万戸で全半壊・一部損壊の被害が発生し、さらに全道で電力供給が止まるブラックアウトが発生しています。
電気や水といったライフラインが切れてしまうと、生活にも支障が出てきます。
近年は、毎年のように大きな地震や台風などの大規模な災害が日本各地で発生しており、家と家族を守るためには耐震性や防災性を高めた住宅が求められます。災害が発生した際の準備を行なっていれば安心して暮らすことができます。
地震による倒壊や被害を防ぐ耐震性能の確保
2016年に発生した熊本地震では、震度7が2回観測され大きな被害がありました。国が熊本地震による建物の被害状況を分析したところ、昭和56年5月以前の旧耐震基準の木造住宅は28.2%の住宅が倒壊していますし、昭和56年6月以降の新耐震基準の木造住宅の倒壊率は8.7%となりました。
一方で、住宅性能表示制度による耐震等級3の住宅は、大きな損傷が見られず、大部分が無被害であったという報告がありました。耐震等級3は数百年に1度発生する地震の1.5倍の力に対して建物が倒壊、崩壊しない基準で住宅性能表示制度の中でも最も高い等級です。この調査から耐震基準を高めた住宅が、地震に強いことを再認識することができます。
災害に対応した住宅は耐震性能だけではない
住宅が倒壊しないことは一番重要ですが、住宅が大丈夫であっても災害時に安全・快適に暮らせるようにすることも考えなくてはなりません。
まず、災害時に重要なのが水の備蓄。ペットボトルの水等を常日頃から準備しておくと安心ですが、保管する場所の確保や水の賞味期限切れなどを常にチェックして買い換えていく必要があり、意外に費用と手間がかかります。
貯水タンクが住宅にあれば、家族の飲料水と生活水を常時確保することができ、タンクに水を貯めておくことができれば、災害時に水道水が止まっても安全な水を確保できますし、ペットボトルの水のように買い換え等の手間も必要ありません。災害時に備蓄する水の量としては、一般的に3日分を確保しましょうと言われていますので、それに合わせた貯水タンクの容量を選ぶと良いでしょう。
停電時の対応は大きな需要あり
現代の生活では、電気を使用するものが数多く存在しています。室内の明かりはもちろん、冷蔵庫、電子レンジ、I Hクッキングヒーター、エアコン、テレビ、スマホ、パソコン、洗濯機と、家の中を見回してパッと目に入るものは電気がなければ使用することができません。
地震や台風などの災害で万が一、大規模な停電が発生した場合、夜間は家の中が真っ暗になり、冷暖房が使えず寒さや暑さを凌ぐ術がなく、冷蔵庫に入れていたものは温度が上昇し、腐らせてしまいます。
大規模な停電が発生した際、現代の生活は電気に頼っているものが多いので、住宅や生活の機能が止まってしまう恐れがあります。
停電への対策としては、「太陽光発電」と「蓄電池」の組み合わせが、万が一の時も安心です。屋根の上に太陽光発電を設置すると、災害時にでも太陽が出ていれば発電することが可能です。また、太陽光発電からのエネルギーを蓄電池に貯めておくことで、停電が発生した非常時には非常用電源に切り替わり、電気を使用することができます。
蓄電池の電力が減ってきても、日中に太陽光発電のエネルギーを蓄電池に貯めることができるので、蓄電池と太陽光発電の組み合わせがあると安心です。
また、太陽光発電は災害時以外にもメリットがあり、太陽光で発電した電力を使用して日中の電力を賄うことも可能です。そうすることで、月々の電気代を抑えることができるので経済的なメリットが生まれます。
住宅内の安全性を高める工夫も
細かな対応としては、停電が発生した際に非常灯にもなる保安灯を室内に設置したり、台風が発生した時に飛来物で窓ガラスが割れることを防ぐシャッター雨戸の設置なども安心です。
また、最近のメーカーの食器棚等は地震が発生しても、食器棚の扉にロックがかかり開かないようにできています。地震と一緒に停電も発生した時、暗闇で足下がよく見えない中で落下して割れた食器があると、とても危険です。
寝室などの家具の設置場所もよく検討しましょう。背の高い棚などがあれば、棚にある物が飛び出してきたり、棚自体が固定されていなければ倒れてくる危険性もありますので注意が必要です。
停電・断水時に安心な「防災パワーM A X」
災害が多い日本の環境を考え、ニッケンホームでは停電時や断水時でも安心な「防災パワーM A X」を提供しています。防災パワーM A Xは、「太陽光発電」「蓄電池」「貯水タンク」「保安灯」「感震ブレーカー」「制震装置」「窓シャッター」を組み合わせ、災害に対応した住宅となっております。
災害に対応した住宅に関心のある方は、ぜひお問い合わせください。