住まいづくりのコラム

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住宅選びのポイント
2020.07.10

リビングを2階にした間取りのメリット・デメリット

一般的な2階建の住宅では、リビングは1階に設けることが多いです。思い返すと皆さんの親族やお知り合いの住宅も、ほとんど1階にリビングがあるのではないでしょうか。

そして、3階建の住宅の場合は、2階にリビングを設けることが多いでしょう。

しかし、中には2階建ての住宅で2階にリビングを設ける住宅もあります。少し一般的ではない「2階にリビングを設けること」は、どのようなメリットやデメリットが発生するのか考えてみましょう。

リビングを2階にするメリットは日当たりや景観などたくさんある

リビングを2階にするということは、地上から高いところにリビングを設けることになります。物理的に高さが出て来ることで得られるメリットがあります。

例えば、高いところにリビングがあると日当たりの良さを得ることができます。1階であれば隣の住宅の日影になってしまい、1日の内ほんのわずかしか日が入らない住宅もあります。そうした住宅でも、2階の高さになれば隣の住宅の日影になる時間帯は限られ、日当たりが長く得られるようになる可能性が十分あります。

リビングは明るく広々していた方が気持ちの良い空間になります。日当たりが良いと部屋が明るくなり、開放感も得られます。

また、冬場は日差しが入ってくることにより陽だまりができ、暖かいリビングが生まれます。陽だまりはぽかぽかと暖かく、心地良く感じるでしょう。

さらに、リビングの位置が高くなることで、景観もよくなります。近くに木々があれば、1階よりも葉の緑が見える面積が広くなりますし、近隣の建物の圧迫感も少なくなるので、遠い景色も見えやすくなるでしょう。

開放的な眺望を楽しめるのも2階にリビングを設置するメリットです。

高さがあることでプライバシーを得られるメリットも大きい

プライバシーの面でも大きなメリットが得られます。1階は道路に面していて、車や通行人、隣近所の住人の視線が気になる場合があります。2階なら外からの視線をシャットアウトすることができますので、プライバシーを守ることができます。

特にお隣との敷地が近く、建物同士の距離を設けることが難しい場合、2階にリビングを設けることで隣からの視線をカットして快適なリビングを設けられます。

また、2階にリビングを設置するのであれば、一緒にバルコニーを設置することをお勧めします。リビングに面してバルコニーがあれば、外部からの視線をさらにワンクッション置く空間になりますし、使い勝手も良い空間になります。

例えば、バルコニーにプランターを設置してハーブや野菜などの家庭菜園を楽しむこともできますし、椅子やテーブルを設置してくつろぎのスペースにしたり、子どもたちと遊ぶスペースとしても活用できます。

バーベキューやプール遊びも、外部からの視線を気にせずできるので魅力的です。

2階にリビングがあるデメリット

リビングが2階にあることによるデメリットもあります。

日当たりが良いのがメリットの反面、夏場はリビングが暑くなりやすいです。当然ですが、日当たりが良いと室温が上がりやすくなりますので、夏場の暑さ対策が必要です。

風通しを考えた窓の設置を行えば、夕方や夜間の気温が下がってきたタイミングで通風を行うことで室温を下げることができるでしょう。また、シーリングやサーキュレーターを設置してリビングの空気を循環させることも効果的です。

暖かい空気は上がっていきますので、シーリング等を用いて空気を循環させることで1階との室温差を縮めることができるでしょう。冷房とセットで利用すると、より高い効果が得られます。

また、動線を考えるとリビングと一緒にキッチンやダイニングも2階に配置することになります。そのため、2階が生活の中心になるので階段の上り下りは必然と増えるでしょう。

例えば、買い物に行った時には買ってきたものを2階まで持ち運ばなければなりませんし、自宅に帰ってきてリビングでくつろごうと思っても、階段を上がっていかなければなりません。身体能力が落ち込む老後のことも考えて、住宅全体の間取りを検討すると良いでしょう。

また、子育てについてもデメリットがあります。子ども部屋が1階になってしまうと、生活の拠点となるリビングとフロアが違うため、子供の状況を把握しにくくなります。

例えば、自室で遊んでいたとしても様子が分かりにくいですし、2階のリビングにいると友達が遊びに来たことも気がつくことができないかもしれません。

そのため、2階にリビングを設ける場合は、子ども部屋も2階にできるかも合わせて検討することで、この子育てのデメリットを避けることができます。

2階リビングには、デメリットもありますが、それを知った上での対応策を講じることで魅力的な住宅にすることができるでしょう。

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