住まいづくりのコラム

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狭小住宅デザイン性収納土地
2020.10.12

狭い土地でも上手に建てれば住心地が良い住宅になります

住宅が建てられるのか心配になるほど、小さな土地をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。また売り物件で希望通りの立地条件の土地が出てきたけれども、敷地がとても小さくて購入を見送った方もいらっしゃると思います。

都心部や駅から近い利便性の高いエリアでは、狭小地を見かけることも多いです。住宅が建てられないと諦める前に、一度検討してみる価値はあります。

土地が狭いと住宅を建てるのに様々な制限が生じるのは確かです。広々とした土地と比較すると隣の建物との距離が近くなりますし、日当たりや室内の風通し、住宅内のプライバシーをどのように確保するかが課題になります。

また土地が狭い分、住宅もコンパクトに作らないといけないので、部屋数や収納スペースをいかに確保するかという課題もあります。

狭小地ならではの課題も建物を設計する際に色々な工夫を施すことで、住心地の良い狭小住宅にすることができます。

デッドスペースを少なくする考えを取り入れましょう

狭小住宅を設計する上で一番重要とも言えるのが、デッドスペースを有効活用することです。普段使わない場所は収納スペースなどに置き換えていくことで、住宅内の空間の利用率を高めていきます。

例えば、階段下の空間はデッドスペースとして活用するには一番手っ取り早い方法です。階段の下なので、天井は階段の段差で徐々に低くなってきますが、収納スペースとして確保しない手はありません。収納スペース以外にもトイレとしての間取りなども検討できるでしょう。

また、小屋裏収納を活用するのも住宅内のスペースを有効活用するにはもってこいです。住宅の最上階と屋根の間にできる空間を活用することで、収納力はグンとアップします。収納スペースだけでなく、子供部屋として利用するご家庭も多いです。

友人や親族が遊びに来たときでも、小屋裏収納はあまり目に触れない場所になりますので、収納場所として物を多く保管していても他人の目は気にならないでしょう。

小屋裏収納は天井の高さが1.4m以下等の条件を満たすことで、建築基準法上で住宅の床面積に参入しなくても良い部屋にできます。そうした法令上のメリットも、狭小住宅にマッチしています。

見せる場所と見せない場所を使い分けて

小屋裏収納は狭小地にはもってこいの空間となりますが、より開放的な空間を作りたい場合はロフトを設置するのも有効的です。

ロフトを収納スペースとして利用する場合、下階の部屋からはロフト自体は常に見えますが、死角に入る場所も多いので収納している物の多くは見えないでしょう。

その為プライバシーも一定程度守られながら、開放的な空間を得ることができます。ロフトは寝室として利用したり、収納スペース、子供部屋、趣味の部屋などライフスタイルに合わせた使い方ができます。

また、狭小住宅の各居室には壁面収納を取り入れることも有効です。壁面収納を床から天井まで設けると、高さを生かした収納スペースを設けることが可能です。リビングに壁面収納をたくさん設置すれば、収納力は抜群ですしデッドスペースが発生しない空間の使い方になります。

掃除機やゴミ箱など生活感が出るものを壁面収納に収納すれば、狭小住宅であっても室内に整然とした印象を与えることができます。本や雑誌、DVD、小物などを収納して、室内をすっきり片付けることができ、より快適な空間になるでしょう。

広く見せるためのデザインも考える

狭小地の設計では、広く見せるためのデザインも重要です。その方法の1つとして、室内の天井の高さを工夫することが有効です。空間に高さがあると開放感が生まれ、視覚的に広く感じさせることができます。例えば、吹き抜け空間作ると自ずと天井が高くなります。吹き抜け上部に窓を設置することで、光を多く取り入れることができるので明るさも確保できます。

狭小住宅では吹き抜けを設けると無駄なスペースができる可能性がありますが、ステップフロアを組み入れることで開放的で天井が高く、空間も有効利用できる間取りが可能になります。

また、天窓を設置することも狭小住宅では有利に働きます。昼間のほとんどの時間帯で自然光が得られ、なおかつ壁面の窓とは違い、近隣からの視線をカットできますのでプライバシー面も安心です。

小さい土地だからこそ、工夫をこらした住宅デザインを行うことが重要になりますので、狭小地での住宅を検討している方は実績豊富な当社にご相談ください。

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