住まいづくりのコラム

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2021.05.15

健康的な生活ができる注文住宅

住宅は家族が長い時間過ごす場所です。家族が安心して暮らすためにも、健康的な生活ができるかどうかという視点を持つことが重要となります。

健康と言えば食べ物や運動などで、住宅と健康の関連性について、イメージがつかない方もいらっしゃると思います。住宅を建てる時に健康面で配慮するポイントを中心に確認したいと思います。

 

温熱環境が整っていると健康に過ごすことができる

夏は暑くて冬は寒い住宅のイメージは、一昔前の古い住宅です。夏は暑さを凌ぐことができ、冬は寒さから人を守るのが理想的な住宅です。

最近の住宅は断熱性能が高まり、夏場や冬場に外気温の影響をなるべく少なくする住宅が増えてきました。住宅の温熱環境について海外では、売買物件や賃貸物件で室内の温熱環境や断熱性能などからエネルギー評価書の提出を義務化している国もあります。

昔から「冷えは万病の元」と言われるように、体を冷やすと体調に問題が生じやすくなります。特に長い時間過ごす住宅が、慢性的に温度が低い状態が続くと知らぬうちに体に負担をかけていることになってしまいます。

断熱性能が悪く、冬場に室内の気温が低くなってしまう住宅では、ヒートショックの危険性も出てきます。寒い部屋で体が冷えきった状態で、暖かい部屋やお風呂に入ると、温度差が体に負担を与えることとなり、ヒートショックによって倒れてしまったり体調を悪くしてしまったりする方がいらっしゃいます。

また、夏も気温が高くなると熱中症や脱水症状の危険が出てきます。特に高齢者や子どもは、室内の暑さで気が付かないうちに脱水症状になり、救急搬送されてしまうというニュースも毎年報道されています。

最近は、地球温暖化のせいか気温が高くなる日が増えており、夜間も室温が高い状態のまま寝ることになるケースが増えています。寝ている状況では、自覚しないまま熱中症や脱水症状を引き起こす可能性がありますので、住宅の温熱環境には注意が必要です。

対策としては、住宅の断熱性能を向上させることや住宅に合った冷暖房機器を導入し、室内の温度差を少なくすることで、ヒートショックや熱中症などを避けることができます。

 

換気や使用する建材でも健やかな住宅になります

最近は新型コロナウイルスの蔓延により、室内の換気を行う方も増えたと思います。自宅だけでなく、会社や学校、お店や公共機関など様々なところで換気を徹底して感染拡大の防止に努めています。一般住宅は新型コロナウイルスが流行する前から「換気は重要」という認識が強いという背景がありました。

シックハウス症候群という言葉を耳にしたことはあると思いますが、住宅を作る際に使われる建材や接着剤などから発生する化学物質、住宅内の結露によるカビの発生等により、健康被害が出るケースがありました。技術の向上により、昔よりも気密性の高い住宅が出てくることで隙間風等が少ない住宅となり、室内の換気量が少なくなってしまったことも影響としてあります。

そこで、住宅建材メーカーでは、シックハウス症候群の発症を防ぐため有害な化学物質が出ない建材や接着剤を開発し、住宅全体で化学物質の発生を抑えています。

有害な化学物質は、住宅の建材以外にも、家具や生活家電からの発生や、洗剤に含まれている場合もあります。

住宅の24時間換気は、建築基準法で義務付けられており、室内の空気を外の新鮮な空気と入れ替えることで体に影響がないようにしています。24時間換気は化学物質を外に排出するだけでなく、室内の湿気も換気によって外部に出しますので、室内の結露防止となり、カビの発生を抑えることができます。

化学物質やカビの発生を抑えることでシックハウス症候群から家族を守ることができ、健康的に暮らすことができるでしょう。

熱交換換気の採用で省エネと健康を両立

24時間換気を行うと冬は室内が寒くなったり、夏は室温が上がってしまったりするのではないかという不安がある方もいると思います。

省エネ性の高い換気システムとして、熱交換型換気システムがあります。熱交換型換気システムは、冬の外気の冷たい空気を取り入れる時には、室内から廃棄する暖かい空気から熱を回収し、その熱を使って冷たい外気を温めてから室内に取り込みます。

夏の外気が暖かい時には、冬とは逆の原理になります。室内の冷たい空気を排出する際に、室内の冷たい熱を使って外気の暖かい空気を冷やしてから室内に取り込みます。

熱交換型換気システムを導入することで、暖房や冷房で適温にした空気の熱を無駄しないで活用することが可能です。

健康的な住宅には換気が不可欠ですが、省エネ性も兼ね備えた熱交換型換気システムを導入すると冷暖房費を抑えることができ、経済的なメリットも得ることができるでしょう。

 

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