住まいづくりのコラム

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暮らし方
2021.11.09

コンセントの数や位置に気をつけた住宅の設計を

新しい家に住み始めてから、意外とこうしておけば良かったとなりがちなのがコンセントです。設計時には、これくらいで大丈夫だろうと思っていたのに、実際に住んでから初めて不便なことに気が付くことも多いです。

コンセントの必要な数や適切な位置を前もって把握することは難しいでしょう。家電が増えたり、生活をし始めることでラコンセントの必要な箇所が変わったりもしてしまいします。

設計時にコンセントの数や位置に気を配るのを忘れがちですが、快適な生活空間を生み出すのには重要です。設計時ならコンセントを増やすのは無料で対応してくれたり、追加ごとに料金がかかっても少額で済むでしょう。住宅が完成した後にコンセントを増設するとなると、電気工事が発生しますので費用は新築時よりもかかります。そのため、前もって後悔しないコンセントレイアウトを考えるのが良いでしょう。

コンセントの位置は対角線上に配置が基本

部屋の中のどこにコンセントを設置するか、あまり深く考えることがないかもしれません。部屋の大きさにもよりますが、基本的な考え方としては、部屋の対角線上に2箇所設置するのが目安です。リビングやダイニング、キッチンなど広い部屋だったり、料理などを行う部屋ではコンセントの数を多く設置する必要があるでしょう。

寝室や子供部屋はリビングなどと比較すると小さい部屋になりますので、コンセントの数も2〜3箇所程度が目安になります。部屋の使い方によって適切なコンセントの数は異なります。子ども部屋であれば、まずは部屋の入り口の電気のスイッチ近くに1つ、その対角線上の壁に1か所、必要に応じて勉強机を置く場所に1か所を設けると通常は十分でしょう。

キッチンでは、電子レンジや炊飯器、オーブンや冷蔵庫、コーヒーメーカーやホームベーカリーなど使用が想定される電化製品は多くあります。コンセントを多く設置するのも良いですが、最初から電気を多く使用する場所はコンセントを2口から4口に変更するのも効率的です。

キッチンと同様にリビングもコンセントが必要なものがたくさんあります。特にテレビ回りは、テレビ本体やDVD、ブルーレイプレイヤー、インターネットのルーター、子どものゲーム機器など電気を使うものが多くなりがちです。また、家族が集まるスペースなので、スマートフォンの充電や掃除、ホットプレートの使用など常に使う電源とは別にもコンセントが必要になることが想定されます。設置箇所は多めに設計することが重要でしょう。

 

使えないコンセントが発生しないよう設置場所をよく考えて

コンセントの数を必要な数だけ設置することの必要性は理解できたと思いますが、コンセントを設置する位置も非常に重要なポイントになります。家具の配置によってコンセントを使えなくしてしまう場合がありますので、設計時にどのような家具をどこに置くかをよく考えながらコンセントの配置場所を考えましょう。

寝室であれば、一般的なベッドの高さよりも高い位置にコンセントを設置することで、ベッドを配置してもコンセントを使うことができます。想定される家具の高さに合わせてコンセントを設置するのも良いでしょう。

コンセントの位置は、図面に家具を書き入れていくと考えやすくなります。住宅の図面に新居に持って行く家具や新しく購入する家具を記載していき、家具で壁が隠れてしまう場所を確認したり、家具を設置した後の家族の動線を確認することができます。家具に隠れないようにコンセントを配置したり、人が歩いていく動線を想定することで、より良いコンセントの設置場所を考えることができるでしょう。

住宅ができた後に、コンセントが不足していることが判明すると、延長コードなどを使って対応することになります。延長コードは解決策としては便利ですが、コードの配線でお部屋の見栄えが悪くなったり、動線上にコードがあると足に引っかかったり危険な面も出てきますので、余裕を持ったコンセントの設置を行うことで住み心地が良い住宅になるでしょう。

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