- 暮らし方
- 2015.06.25
屋上庭園でゆったりライフ
ワンランク上の暮らし方として、今注目されているのが"屋上庭園"です。屋上庭園があれば人目を気にすることなく、自分だけの自由な時間と開放的なプライベート空間を確保できます。さらに、屋上庭園には"家計にやさしい"というメリットがあります。そこで、今回は屋上庭園を取り入れた暮らし方についてご紹介します。
家庭菜園で本格的な野菜を楽しむ
屋上庭園と聞いて真っ先に"家庭菜園"を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。家庭菜園とは、自宅などで野菜や果物などを栽培することです。家庭菜園は農薬を使わず安心安全な野菜を自分で育てている人や、ガーデニングと同じように趣味として行っている人がほとんどです。
家庭菜園の大きなメリットは、"食費の負担を軽減できる"ことです。時期によっては野菜の価格が高騰し、新鮮野菜をお得に手に入れられないことがあります。しかし、自宅で栽培すれば無料で新鮮な野菜が食べられます。また、自宅の屋上に家庭菜園を設けることで外出することなく簡単に栽培でき、土地代などの無駄な出費を抑えられます。家庭菜園のある暮らし方を取り入れることで、都会や住宅街にいながらも自然を満喫することができるとあって人気を集めています。
日除け効果や安全な遊び場として
屋上庭園として家庭菜園を取り入れれば、屋上を緑豊かにすることができ、これにより、"日除け効果"が得られます。小さなお子さんやお年寄りがいる家庭にとって、夏日に心配されるのは"熱中症"。屋上に緑を設けることで、室内の温度を約3℃下げることができます。そのため、クーラーが苦手な人でも夏を快適に過ごすことができるのです。おいしく新鮮な野菜が食べられるうえ、日除け効果まであるとすれば、食費や電気代を節約することができます。このように、家庭菜園は手軽に取り入れられる"エコな暮らし方"としても人気を集めているのです。
家庭菜園に興味はないけれど日除け対策はしたい、という人には屋上を"芝生緑化"することをおすすめします。芝生を広範囲に植えることで、家庭菜園同様の日除け効果が得られるため非常に最適です。そのうえ、地域によっては「屋上緑化助成金制度」を設けているところもあるため、助成金を受けられる可能性もあります。
さらに、芝生の効果は日除けだけではありません。コンクリートやタイルなどに比べ柔らかい素材であるため、万が一子どもが転んでしまっても怪我を最小限に抑えることができます。また、ペットを飼っている家庭にもおすすめです。芝生が熱を抑えてくれるので、ペットを安心して遊ばせることができます。公園とは異なり、大切なお子さんやペットが道路へ飛び出してしまったり、迷子になったりしてしまう恐れもないため安心です。
もうひとつのリビング
屋上庭園にテーブルセットやパラソルなどを設ければ、"屋外のリビング"として楽しむことができます。天気がいい日には、ランチタイムやティータイム、読書などをしてゆったりと過ごせます。またときには夕食やバーベキューを家族でワイワイと賑やかに楽しむことも可能です。
ランプや照明を用いてモダンな雰囲気を演出すれば、大人の夜を楽しむこともできます。日頃家でお酒を飲む人にとっては、快適な暮らし方だといえます。
自慢の屋上庭園に友人や近所の人たちを招いてパーティーを開催するのも楽しみ方のひとつです。その際、料理に家庭菜園で採れた四季折々の野菜を使用すれば、より一層盛り上がること間違いなしです。また、飲食店やビーチとは違い、人目を気にせず楽しめるため、プライベート空間を確保したい人にも最適です。
自分だけのプライベート空間
屋上庭園は、ときに"自分だけのプライベート空間"をつくり上げることもできます。 特に女性におすすめなのが、浴槽や露天風呂を設けたリゾートホテルさながらの屋上庭園です。忙しい家事の疲れを癒し、優雅なひとときを堪能することができます。同時に、家庭菜園で自作したハーブを使ったアロマを楽しめば、憧れの暮らし方を手に入れられます。
また屋上庭園はいつでもプライベート空間を確保できるため、ひとりの時間を大切にしている男性にも最適です。屋上庭園にカウンターやテーブルセットなどを設ければ、バーさながらの雰囲気を演出できます。夜景や星空を眺めながらゆっくりとお酒を楽しむこともできます。その上、終電を気にすることなく心ゆくまで満喫でき、経済的にもお得です。自分のライフスタイルに合わせて、自分だけの空間を作ることができるのが、屋上庭園の魅力といえます。
最後に
屋上庭園のある暮らし方を取り入れたい場合はまず、どのような目的で屋上庭園を使用したいのか考えることが大切です。家庭菜園を楽しみたいのか、日除け対策を取り入れたいのか、または開放的なリビング、プライベート空間として楽しみたいのか。とはいえ、屋上庭園は"自分"、"家族"、"子ども"と使用する人や暮らし方、用途にあわせて自由に変化させることができる魅力も持ちあわせています。マイホームをより長く愛するためにも、自分なりに屋上庭園を生かした暮らし方を実践してみることが大切です。