- 暮らし方
- 2015.10.15
建築期間中だけ!仮住まいを探す際のポイントとは?
住宅の建て替えの目安とされているのは、築年数35年程度です。一戸建てにお住まいの方のなかには、「そろそろ住宅を建て替えなくてはならない」、という方もいるのではないでしょうか。住宅の建て替えにはまとまったお金が必要となりますが、その分、"基礎から安全性を高めることができる"、"間取りを一から決め直すことができる"といったメリットもあります。
そんな住宅の建て替えを行う際には、工事期間中のみ居住する"仮住まい"が必要です。家づくりの流れが一通り終わる8ヶ月程度の短期間といえども、快適な住まいを探したいもの。ここでは、仮住まいを探す際のポイントについてご紹介します。
仮住まいとして選ばれるのはどんなところ?
一口に仮住まいといっても、仮住まいとして利用される物件はさまざまです。では、建て替えの際、どのようなところが仮住まいとして選ばれているのでしょうか。
・マンスリーマンション
仮住まいとして選ばれる場所のひとつに、マンスリーマンションがあります。マンスリーマンションとは、短期間の間のみ入居できるマンションで、必要な日数のみ利用できるという点が特徴であり魅力です。いつからいつまで入居できるという点はマンスリーマンションによって若干異なりますが、大抵の場合は1週間から契約できるとされています。初期費用が安く設定されていることが多いため、アパートや賃貸マンションに入居するよりも低価格で入居することが可能です。なお、マンスリーマンションには家具・家電が備え付けられているため、自宅から持参してきた家具や家電などを置くことはできません。この点に関しては事前に確認しておくことが大切です。自宅の荷物を預けておける場所があるという方なら、こうした場所を仮住まいにしてみるのもひとつの方法です。
・アパートや賃貸マンション
建て替えの際の仮住まいとして利用される場所には、アパートや賃貸マンションなどもあります。これらの物件の場合、マンスリーマンションよりも間取りにバリエーションがあるので、予算のほか、家族構成や持ち運ぶ荷物の量に合わせて部屋の大きさを選ぶことができます。なお、アパートや賃貸マンションに入居する際は、契約内容をきちんと確認しておくことが大切です。確認しておくべき内容は、敷金礼金がかからない"ゼロゼロ物件"の短期解約違約金といったお金や、その他の物件に多く見られる契約解除に伴う数か月分の賃料の支払いなどです。アパートや賃貸マンションのほとんどが2年契約ですから、仮住まいとして入居する場合は途中解約が前提となります。そのため、物件を探す際は家づくりの流れを把握して入居期間についてきちんと考えておくことはもちろん、短期間しか入居しないという旨をきちんと不動産業者に伝えておくことも大切です。
納得できる物件を探すなら、探し始める"タイミング"も重要!
希望に合った仮住まいを探すためには、まず"どのくらいの時期から解体工事が始まるのか"、など家づくりの流れを知っておくことが大切です。家づくりの流れが分からないと、具体的な仮住まいの入居期間や仮住まいを探し始めるタイミングを決めることができません。スムーズな建て替えのためにも、仮住まいを探す際は工事期間を確認し、家づくりの流れをしっかり把握しておきましょう。
仮住まい先を探す際は、探し始めるタイミングも大切です。建て替えをすることが決まってから、どのくらいの時期に仮住まいを探し始めればよいのでしょうか。
仮住まいを探し始めるタイミングとしては、引越し予定日の2ヶ月くらい前がおすすめです。タイミングはどの物件に入居するかによって少し異なります。アパートや賃貸マンションに入居する場合、まず短期間のみの入居でもOKかどうかを確認する必要があります。短期間の入居の場合、「すぐに空き部屋ができてしまう」との理由から、入居を認めないオーナーもいるためです。こうした点の確認にも多少の時間がかかるため、アパートや賃貸マンションに入居予定の方は、建て替え工事における家づくりの流れを考慮しつつ、上記の時期を目安にして仮住まい探しを始めることをおすすめします。
一方、マンスリーマンションへ入居予定の場合、アパートや賃貸マンションよりは比較的物件を探しやすいといえますが、それでも余裕を持って予約を取っておくことが大切です。
マンスリーマンションに入居している方の多くは、1週間、1ヶ月など入居日数がすでに決まっています。そのため、お部屋の空き状況をすぐに確認することができます。しかし、ときに利用日を延長する方もおり、空き部屋が出ると思っていたのに出なかったという結果になってしまうこともあります。ですので、この点をしっかりと踏まえ、余裕を持って探し始めることが大切です。マンスリーマンションのなかには、入居希望日の2ヶ月、1ヶ月前から予約を受け付けているところもあります。入居予定の方は家づくりの流れを把握し、1ヶ月前には希望のマンスリーマンションを見つけておくことをおすすめします。
専門の不動産業者で、家づくりの流れに沿ったスムーズな建て替え
不動産業者のなかには、仮住まい用の物件を多く扱っているところも存在します。そのような不動産業者に依頼した場合、短期間のみの入居を前提として物件を紹介してもらうことができるため、専門外の不動産業者で探すよりも比較的早く物件を見つけることができます。これにより、建て替え時の家づくりの流れに合わせながらスムーズに物件を探すことが可能です。