狭小住宅でガレージハウス
都市部であればあるほど、“自宅にガレージハウスを持つことは夢のまた夢”などと諦めているかもしれませんが、そうではない情報をご紹介します。ガレージハウスのイメージとしては、広いスペースが必須だと思われがちですが、都市部のような狭小住宅でもガレージハウスを持つことは可能です。設計次第ということもありますので、注文住宅をご検討する機会がありましたら、一度ご相談だけでもされてはいかがでしょうか。
ガレージハウスの現実VSイメージ
狭小住宅でも、謳い文句の中にビルトインガレージ、インナーガレージという呼び名が出ている時がありますが、ビルトインガレージ、インナーガレージは、建物内にある駐車場のことを指します。ガレージハウスは、ビルトインガレージ、インナーガレージのある建物のことを指すため、もしかすると、現在のお住まいの駐車場は定義上、ガレージハウスだったということになるかもしれません。
ただ、皆様がイメージされているガレージハウス、欲しいガレージハウスというものは、これではないというお声が挙がりそうです。駐車するだけのスペースではなく、例えば、イメージ写真によくあるような、ショールーム風なガレージハウスが欲しいということでしょうか。注文住宅ならご希望が叶えられる可能性は高くなります。
狭小住宅で、欲しいガレージハウスを実現
理想でいえば、狭小住宅でも土地取得段階からガレージハウスを考慮した購入をすることが望ましいのですが、お住まいの土地環境でご希望のガレージハウスにしようとすると、容易ではない場合もあります。
道幅が狭かったり、居住スペースが狭くなったり、建築コストが高くなったりなど、狭小住宅によるデメリットといえる条件をクリアしながらのガレージハウス作りになるからです。
注文住宅の自由設計では、こうした様々な条件があったとしても、希望するガレージハウス作りを実現させるだけの発想があります。設計士がお客様とコミュニケーションを積み重ね、最終的に夢を具現化していきます。
狭小住宅でこそ生まれる、ガレージハウスのメリット
狭小住宅で希望するガレージハウスを持てた時の嬉しさは、一般的な広さの建物でのガレージハウスでは味わえない喜びがあるでしょう。そもそも、狭小住宅になりやすい都市部では地価が高いゆえに、狭い土地を探さざるを得ない状況が根本にあります。近隣で青空駐車場を借りることさえ困難な場合もありますので、実用的な面を考えても、ある意味、贅沢なスペースかもしれません。
狭小住宅をガレージハウスにすることで生まれる、具体的なメリットをお伝えします。
1. 土地や間取りの有効活用が可能
居住スペースを上層階へ伸ばすことができる狭小住宅は、3階以上になることが多くなります。土地や間取りの有効活用のために、自ずとクリエイティブな工夫がされることになるでしょう。
2. すぐ車が利用できる安心感
家族で使用する車がいつも目の前にあることは、安心感が違います。人の乗り降りや荷物の出し入れがラクなことはもちろん、車に対する愛着も違ってくるでしょう。
3. 自転車やバイクなど、車以外のアイテムも置ける収納スペース
とにかく、狭小住宅では物の置き場所に困ることが多くなります。自転車やバイク、子供用の外遊び玩具などを玄関内に収納できないとすれば、ガレージハウスの収納スペースとしての役割は大きくなります。工夫次第で工具なども置くことが可能です。
4. 賃貸駐車場代の節約
地代の高い都市部では、月々かかる駐車代は頭の痛い問題です。狭小住宅でも駐車場が自宅にあれば、これを支払わずに済むことは大きなメリットとなります。
5. 外部から車を見られるデザイン性の高さ
シャッターや防犯ガラスなどの対策をした上でのメリットですが、人通りのある都心部では、ガレージハウスになっていると、外部の人から注目されることにもなります。車があるショールームのような外観は目を惹くことになるでしょう。
6. 固定資産税が軽減される可能性
狭小住宅をガレージハウスにすると、1階はほぼガレージスペースになるでしょう。固定資産税を計算する場合、延べ床面積の1/5以下がガレージとなると、固定資産税対象の計算外となります。延べ床面積が少なくなるため、固定資産税も低くなるということです。
狭小住宅だから気になる、ガレージハウスの耐震性
開口部が大きいガレージハウスの一番気になる点は、耐震性でしょう。特に木造では、注文住宅メーカーによる工法や構造、耐震・制震性などに違いがあり、十分な検討が必要です。
ニッケンホームでは、2×4工法をすべての家づくりに採用し、施工事例がアプリやカタログから見られるようになっています。3階建て狭小住宅のガレージハウスも事例がありますので、参考にしてください。
