本当に必要なものを見極めよう！設備選びのポイント

住宅選びのポイント: 2016.01.09

「子どもが生まれたから」、「転勤するから」、「親と同居するから」など、家づくりを考えるきっかけは人それぞれです。そんななか、間取りや設備などを決められる自由度の高い注文住宅が近年人気を集めています。快適な生活を送るためには、間取りはもちろん大切ですが、設備も慎重に選ばなければなりません。そこで、ここでは家づくりで後悔しないための設備選びのポイントについてご紹介します。

こだわりたい部分とそうでない部分をハッキリさせる！

家づくりを行う際には、十分な資金を用意しなくてはなりません。注文住宅であれば、自由に設備などを決められるため、予算内で導入するものを決めることができます。とはいえ、何でも欲しがってしまうと予算をオーバーしてしまう可能性があります。そのため、本当に必要であり、なおかつ使い勝手の良い設備を選ぶことが大切です。「上品でお洒落に見えるから」など、見た目に惹かれたという理由だけで選んでしまうことは避けましょう。

注文住宅で資金を考える際には、こだわりたい部分とそうでない部分を分けることがポイントです。主婦であれば、家事のしやすい住まいにすることをおすすめします。特にキッチンは家事のしやすさを左右する重要なものですので、多くの主婦がこだわりたいと考えるはずです。キッチンにはI型やL型などさまざまな種類があり、さらに配置場所も選ぶことができます。キッチンの種類や配置場所によって作業のしやすさは大きく変わってきますので、業者に相談して最適な形を提案してもらいましょう。キッチン周りの設備として、食器洗い乾燥機などがありますが、人によってはそういった機能が不要という場合もあります。不要なものを省いて、必要なものだけを導入するプランにすると、資金を抑えながら快適な家をつくることができます。

省エネで家計に優しい暮らしを実現

家づくりを考える方のなかには、「光熱費を抑えたい」と考える方がいるかもしれません。そんな方に考えてもらいたいのが、省エネ設備を導入することです。というのも、省エネ設備は地球環境に良いだけでなく、光熱費を抑えるためにも効果的だからです。

省エネの一例として、住まいのなかで必要不可欠な照明機器は工夫次第で省エネが可能です。照明機器には、省エネの基準を満たしたものにグリーン色のマークが付いています。購入する際には、それをチェックすると同時に、マークの隣にある％で表示された数値もチェックしましょう。数値が高ければ高いほど、省エネの効果は高くなります。さらに、光の量が調整できる照明機器であれば、より省エネ効果が高くなります。そのような照明機器であれば、本を読むときには1番明るい光にする、テレビを見るときには明るすぎず暗すぎない光にするなど、場面に応じて明るさを選択することが可能です。

このほかにも、省エネ対策として有効なのが照明機器をLED電球にすることです。LED電球は、余分な熱を出すことなく発光します。消費電力を抑え、かつ明るいという省エネ性能に優れた電球なのです。さらに、LED電球は4万時間も使うことができます。例えば、1日に10時間電気を使用するとしても、10年以上も使用可能なのです。

照明機器以外にも、省エネ効果が期待できる設備には給湯器や太陽光発電などがあります。それぞれの設備ごとに多数の種類がありますので、自分達のライフスタイルに合わせて選びましょう。

ショールームに参加。気になる設備を確認できる

設備の情報収集は、インターネットやカタログなどで行うことが可能です。このような方法で情報収集をする際には、自宅でくつろぎながら予算内に収まる設備を確認できます。ただ、インターネットやカタログで気になるものを見つけても、写真と実物とでは異なる場合があります。そのため、設備選びで後悔しないためには、実物を見たうえで決定することが大切です。そこで、家づくりを検討している方には、ショールームへ行くことをおすすめします。ショールームでは、設備のデザインや色などを確認できます。設備の性能を実際に確認できることが多いため、そういった機会があれば進んで体験してみましょう。

ショールームではさまざまな住宅設備が展示されており、最新機器にも出会えます。そのため、今まで知らなかった使い勝手の良い設備を知るチャンスでもあるのです。最近のショールームは空間展示が増えており、ショールームへ行くだけで自分達の住まいに設備を置くとどのような雰囲気になるのか、イメージしやすくなっています。

このほかにも、ショールームへ行くとスタッフに設備のことを質問したり、自分達の住まいに適したプランを提案してもらったりすることもできます。より良い住まいづくりを実現するために、注文住宅を考える方は積極的にショールームへ行ってみましょう。