二世帯住宅で賢く有意義な生活を送るためには?
自宅の建て替え、新築の購入で「二世帯住宅」をと考えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
二世帯住宅は、共働きの夫婦など、何かあった時に助け合える環境。同居すると約2割以上の生活費が削減できると言われており、経済的なゆとりが生まれる。など、様々なメリットがあります。
それと同時に、今まで住んできた環境が違う大人が集まり、同じ空間での生活が急に始まります。その為、生活習慣の違いなどから気づかいないうちにストレスが溜ま理やすい環境になってしまいます。
お互いメリットだけが先行し、あまり深く考えずに二世帯住宅を建ててしまうと、安心した生活を送ることができない。。。なんて事にもなり兼ねません。
しかし、二世帯住宅のメリット・デメリット、建てる時のポイントをしっかり把握することで、同居しても互いに安心して満足いく生活を送ることができます。
そこで今回は、二世帯住宅のメリット・デメリット、建てる時のポイントなどをご紹介していきます。
二世帯住宅のメリット(子世帯編)
子世帯のメリット【1】:金銭的なフォローを受ける事ができる
・二世帯住宅を建てる際、親世帯・子世帯が共に費用負担を分担することで、互いに費用を抑えて家を建てることができる。
・家の建て替えで二世帯にする場合、土地の費用がかからない分、家にお金をかけることができる。
・土地を相続する際、相続地等の特例により、相続税で有利になることも。
・生活費や光熱費が削減できる。(一緒に住むだけで約2割以上削減できると言われています。)
子世帯のメリット【2】:共働きでも安心して働ける
・保育園の送り迎えや行事参加・急な発熱時の対応など、親世帯の協力を得られる。
・子供が帰宅する時間一人にすることなく、いつも誰かが迎えてくれる。
・夕飯の支度・急な雨の洗濯物の取り込み・宅配物の受け取り・地域行事の参加など、親世帯に対応してもらえる。
子世帯のメリット【3】:相談でき心強い
・育児の事や生活のこと、夫婦間の事など、人生の先輩でもある親世帯に相談できストレスが軽減できる。
・子供たちに挨拶をする習慣などが身についたりなど、教育の幅も広がる。
子世帯のメリット【4】:親の健康を身近で見守れる
・介護のサポートができる。
・何かあった時にすぐに対応が出来る。
二世帯住宅のメリット(親世帯編)
親世帯のメリット【1】:毎日の生活が明るくなる
・子世帯と生活することにより会話が増え、明るく活気ある生活を送ることができる。
・孫と遊んだり話すことで体や頭を動かすことができ健康を保てる。
・季節の行事やお誕生日など一緒にお祝いすることができる。
・孫の成長を近くで見守ることが出来る。
親世帯のメリット【2】:経済的サポートをすることができる
・子世帯が安心して共働きできるよう、生活のサポートをすることができる。
・家を建てる時の費用を一部負担することで、今後子世帯が安心して暮らせる環境を整えられる。
親世帯のメリット【3】:老後も安心して暮らせる
・病気になった時に子世帯が居ると心強い。
・老後も近くに親族が居ることで大きな安心感が得られる。
・介護時に、力を借りることが出来る。
二世帯住宅のデメリット
デメリット【1】:生活習慣の違い
・互いに違う生活をしてきた家族が同じ空間に暮らすことになる為、生活習慣や価値観のズレが生じる。
・生活時間が異なるため、生活音に気を配らなければならない。(お風呂の音・テレビの音など)
デメリット【2】:親世代の介護がいずれは必要になる場合も
・親世帯と一緒に何十年も住むということはそれだけ年齢も重ねるということ。病気をしたりなど介護が必要になる場合も出てくる。
デメリット【3】:プライバシーの確保が難しい
・互いの生活空間が近くなる為、家族個々のプライバシーを確保するのが難しい。
・それぞれの友人や親族などが家に集まる場合もある為、互いのストレスになる場合も。
二世帯を建てるポイント
ポイント【1】:ルールを決める
今ままでのマイルールが通用しないのが二世帯住宅。互いにルールを決めておかないと、あれはやったのやってないだので揉めるなんてことも。。。
ルールを明確にすることで、互いの役割分担が明確になり、変に気を使ったりイライラしたりする必要も無くなります。
また、生活をしていく中で出てくる問題もあります。その際は、話し合い都度ルールを決めて行きましょう。
(例)
・家事の分担。(ゴミ出し・食事の準備・洗濯・掃除などを明確に分担する)
・生活費の負担額。(光熱費・食費など)
・食事は一緒にとるのか、別々でとるのか。
・洗濯は同じにするのか。
・お風呂でルール。(シャンプーは別にするのか・入る順番・時間など)
ポイント【2】:互いを配慮した間取りに
二世帯住宅で一番気をつけなければいけないのは、互いの生活時間が違うということ。
仕事や学校に行っている子世帯は、家での活動時間は遅くなります。そうした時問題になってくるのが、お風呂やトイレなどの「音」です。ですので、親世帯の寝室の上に水回りを作らないなどの配慮が必要です。
ポイント【3】:互いの距離感を大切にする
まずは、何故二世帯にするのかを明確にしましょう。その上で、親の介護のためなのであれば、距離感は近くなければいけない。完全分離の二世帯住宅は向いていないということになります。
また、建て替えの時期だからなどあまり明確な理由がない場合は、完全分離の二世帯住宅に、ある程度の距離感を保った二世帯住宅にするべきです。
まとめ
二世帯住宅は、それぞれの生活スタイルがある「子世帯」「親世帯」が一緒に住むため、家を建てる段階から二世帯にする理由を明確にし、間取りに反映させなければいけません。しかし、その点をしっかり押さえることで、過剰に気を使うことなく便利で有意義な生活を送ることができるのです。
ニッケンホームでも、「ザ・2世帯 パワーMAX」という二世帯住宅の商品がございます。
経済的な負担を減らし、老後の暮らしもサポートできる二世帯住宅。
是非一度ご検討ください。