- 住宅選びのポイント
- 2017.03.28
総合住宅展示場「モデルハウス」の罠
新築で家を建てようと思った時、どのメーカーがどんな雰囲気の家を建てているのかなどを見に、まずは住宅展示場へ行かれる方も多いのではないでしょうか?しかし、何の予備知識もなく総合住宅展示場のモデルハウスに行くと、ほとんどの人が魔法にかけられてしまうのです。そう、住宅展示場見学は、注意点を予め把握し見に行かないと、家を建てる時に失敗してしまう。。。なんて事にもなり兼ねないのです。そこで、住宅展示場見学で失敗しないためにはどうすればいいのか。をご紹介いたします。
よくある失敗の流れ
テレビ CMや新聞の折り込みこチラシなど、日頃よく目にするハウスメーカーは、何故だか安心だと思ってしまいますよね。そのイメージから、住宅展示場のモデルハウスへ見学に行き、広い間取りに、贅沢なオプションの数々。お洒落にトータルコーディネートされた空間を目の当たりにしてしまうと、誰しもが夢心地になり、この家にしよう!と心が動くものです。ついその勢いでモデルハウスと同じ仕様で契約をしてしまい、オプション費や追加工事費用などで、予算を大幅にオーバーしてしまう。なんてことにも。そうなると、楽しみにしていた入居後も、ローンの支払いに苦労することになってしまいます。
住宅展示場での注意点
1. 広すぎて現実離れしている
住宅展示場のモデルハウスは、70坪~80坪の面積のものから、中には100坪以上の建物もあり、現実離れした広さのものが多いです。立派な玄関ドアを開ければ、美しく広い玄関とホールに、高い吹き抜けの天井や、余裕のある間取り。見る人全てが憧れて夢見てしまう。。そんな作りになっているのでついその場で決めてしまうのは要注意です。
2. 坪単価の確認をしましょう
広い間取りに、余裕のある空間づくり。住宅展示場のモデルハウスは、とにかく広い作りになっています。しかし、現実的に考えると、建てられる坪単価は40~60万程。ですが、展示場のモデルハウスは、坪100万円以上かかっている!なんてことも。。。目には見えない坪単価にも十分に注意して下さい。
3. 豪華な仕様になっている
住宅展示場のモデルハウスは、最高級のシステムキッチンや、お風呂にはジェットバス、重厚な無垢の床に、ペアガラスの大きなサッシなど、全てオプションで設置が可能なものばかりで構成されています。ついその気になって夢心地で全て同じ仕様でオーダーすると、予算を大幅にオーバーしてしまった。。。なんてことにもなり兼ねません。
4. 家具でお洒落に飾られている
モデルハウスの特徴は、お洒落な家具でトータルコーディネートされていることです。今流行りの北欧系から、高級感あるインテリアなど、すぐに暮らしのイメージが着くようになっています。しかし、インテリアは全て別途で自分たちで購入しなければなりません。ですので、モデルハウスでインテリアばかり気にしていると、家を建てた時に「何だかイメージと違った。。。」と後々後悔することになります。
5. 本体価格に含まれない照明器具やカーテンで飾られている
スタイリッシュな最新の照明器具に、高級感ある厚手のカーテン。普段の生活に欠かせないアイテムですが、見ている場所はモデルハウスです。全てセットで販売されているわけではありません。家を建てあのモデルハウスの照明器具を付けよう。となった時に値段の高さで予算オーバーなんてことにもなり兼ねません。
6. 営業トークはいいことしか言わない
住宅展示場には各モデルハウスのメーカーの営業マンの方が、説明をしながら案内をしてくれます。実際にモデルハウスを見ながら説明を受けると、ついその気になってしまう方も多いのではないでしょうか。しかし、営業マンであることを忘れないでください。みなさん自社で建てて欲しいわけですから、いいことしか言わないと思っておいてください。また、気になる点はしっかり質問するようにしましょう。あやふやなままで契約してしまうと、後々認識の差が出てきてしまい舞うので、要注意です。
完成見学会がオススメです!
住宅展示場のモデルハウスには、罠が沢山潜んでいるのはお分かりいただけましたでしょうか?ここで、疑問になってくるのが、「どの見学会なら安心・信頼してみることが出来るのか。」という点ですよね。住宅見学会には、住宅展示場のモデルハウスの他に、実際にそのメーカーで家を建てたお客様自身の家を一般の方(みなさま)にご覧いただく「完成見学会」があります。完成見学会は、住宅展示場のモデルハウスとは異なり、現実的な家を見る安心感。施主さまのこだわりも体感することができます。そのため、これからの家づくりを考えるのにとても参考になります。実際に生活するイメージがつきやすいため、これから家を建てる方や検討されている方に、「完成見学会」はオススメです。