注文住宅のオプション選び
注文住宅を建てる時、迷うのがオプションの選択です。選んだほうが良いのか、何を選べば良いのかなど、悩んでしまうことが多いでしょう。背景には、「予算もあり、失敗したくない」という心理が働くこともありそうです。では、何を基準に考えてオプションを選べば良いのでしょうか。オプション選びのポイントをいくつか紹介します。
注文住宅のオプションとは?
注文住宅のオプションとは、通常、標準仕様といわれるプランに元から含まれている設備以外のものになり、グレードアップをしたり、プラスしたりするものです。より理想的な家を求めるならば、オプションを選ぶことで個人の好みがいっそう反映されるでしょう
特に、注文住宅では、グレードアップしたオプションを選ぶことで、住みやすさと機能性を充実させることが可能になります。追加費用は当然かかりますが、こだわりを反映させるためには、最適なオプション選びをしたいものです。
オプションを取り入れる目的
オプションは、利便性が高くなるものから見栄えの良くなるものまで、さまざまです。デザイン的なことにこだわる方、機能的なことにこだわる方、両方グレードアップしたい方など、それぞれにオプションを取り入れる目的は違いますが、予算次第でいくらでもグレードアップさせて、満足度を上げることは可能です。
設備機能や見た目が良くなると満足度も高く、暮らしの質が向上し、日々快適に過ごせるでしょう。
主な間取りでのおすすめオプション
キッチン・バス・トイレ・内装・外壁・省エネ設備、外構など、家のあらゆる箇所にいろいろなオプションはあります。主な間取りでおすすめする代表的なオプションを挙げてみましょう。
キッチンでは「ディスポーザ」、バスでは「ジェットバス」、トイレでは「タンクレストイレ」、内装では「床暖房」、外装では「セルフクリーニング外壁」、省エネ設備では「太陽光発電」、外構では「カーポート」などがあります。
標準仕様だと思っていたものがオプションだったという場合もあるかもしれません。間取りを活かす、本当に必要なオプションを選ぶようにしたいものです。
オプションの選び方
費用のことを考えなければ好きなだけオプションを選択することは可能ですが、予算は限られていることがほとんどでしょう。そうなると、選択しようとするオプションが本当に必要なのかをよく吟味することが重要です。例えば、「人気があってみんなが選んでいるから」ということで選択しても、自分のライフスタイルには合わないこともあります。やはり、慎重に検討するようにしましょう。
オプションの数や種類は、注文住宅メーカーによって違いますが、落ち着いてじっくりと選ぶことができるよう、事前にどんな設備がオプションになるのか、どんな機能があるのか、どのくらいの費用がプラスされるかなどの下調べをおすすめします。予算を考える上では、優先順位をつけるといいでしょう。
本契約をしてからオプションを追加した場合、もし、設計が変わるようなことがあると、追加費用が発生することもあります。そのためにも本契約までにしっかりとオプションは決めておきましょう。
人気のオプション
各住宅メーカーによっても人気のオプションは違いますが、ニッケンホームで希望が多い、実際に人気のあるオプションご紹介します。
床材・・・フローリング材(標準仕様)からオプションの「無垢材」へ変更
本格的な木の風合いを楽しみたい方は、木材そのままの天然無垢材を使用したり、無垢材の雰囲気を楽しみたい方は、表面に薄い無垢材を貼った突板フローリング材などを使用したりすることが可能です。
雨戸・・・一般的な雨戸からオプションの「電動シャッター」へ変更
手動での開け閉めの大変さから解放され、防犯面も強化されることになります。窓を閉めたままの開閉により、虫の侵入を防ぐことも可能です。
収納・・・省スペースで収納が可能な「壁面収納」を追加
収納スペースの設置は、設計段階のことになります。壁面への収納スペース設置となると、構造上の可否があるため、打ち合わせ段階での確認が必要です。
小上がり・・・床面を高くして新たな別スペースを追加
他の床面より高くすることで、高さ次第で下部に収納スペースを確保することも可能になります。構造上の可否があるため、打ち合わせ段階での確認が必要です。