住まいづくりのコラム

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住宅選びのポイント
2017.09.14

注文住宅VS建売住宅のそれぞれのメリットとデメリット

もしあなたが一戸建て住宅を持とうと考えると、土地を買って注文住宅を建てるか、建売住宅を買うかなどの選択肢があります。
それぞれのメリットとデメリットを把握した上で、あなたに最適なプランを考えてみましょう。

建売住宅のメリット

建売住宅の一番思い浮かぶメリットとしては、購入の手続きが注文住宅と比較をして簡単だということです。
建設会社などの設計によって作られた住宅を、住宅の敷地と一緒に購入をして、一般的には最初に手付金を支払ってから残りを住宅ローンで借りる事が多いです。
お金の流れはマンションなどを購入する場合と同じく単純な流れです。
他には注文住宅と異なり、すでに家の構成は決まっているので施工会社との打ち合わせに時間を取られることも少ないので、お仕事が忙しい方でも時間的な負担が無く購入をすることが出来ます。

建売住宅のデメリット

逆にデメリットとしては、すでに形式が決まっているので自分の好きなように部屋の間取りなどを変更することが難しいことがあります。
住宅によっては一部変更できるサービスや、オプションで設備の取替えをすることが出来ますが、それも自分の思うままに出来るわけではありません。
さらには一般的に建売物件は同じような建物を特定の敷地内に作る事が多い事と、着工時から現場の様子を見ることが難しいので、本当にしっかりと作られているのかという不安を抱くこともあります。
また特定の敷地内で物件が建てられますので、隣の建物との距離が近い場合もあります。

注文住宅のメリット

注文住宅の一番のメリットは、自分の希望とするままに建物の外観、間取り、設備などにすることが出来ることです。さらには自分のイメージを具体的にぶつけられて、工事を最初から最後までチェックをするので、「自分のもの」という満足感が得られるようです。
また、現在の家族構成で活用をすることが出来る家を建てることはもちろん出来ますが、将来に子どもが独立をしたり、両親と一緒に住むことになったりと家族構成が変わった場合にも対応を出来るような家を造っていくことが出来ることがポイントでしょう。
将来的にずっと使い続ける家を持たれたいなら注文住宅がおすすめでしょう。

注文住宅のデメリット

逆に注文住宅のデメリットとしては、すでに形が決まっている建売住宅と異なり、一から設計を行うので希望とする住宅の形にしていくまでに多くの時間を使うことになり、希望をかなえるために想定していた工事や設計では対応できずに追加の費用が発生しやすくなり、予算をオーバーしてしまうことも多いようです。
また依頼をする工務店、建築メーカーによってもお金の支払い方が違いますので、家の希望だけを求めるのではなく、資金計画も把握をしながら進める必要があります。
他にも家の費用だけではなく、注文住宅なので土地を購入する必要もあり、この費用を金融機関からローンを組んで融資を受けなければなりません。
金融機関によっては高い金利での融資しか対応をしていない場合もありますので、家の内容だけではなく、資金関係でも準備をしなければなりません。

建売住宅と注文住宅のコスト

先述でもお伝えしましたが建売住宅は内装、設備などは事前に規格が決まっており、グレードとしても平均的なもので抑えていることが多いです。
このように建売住宅では建築会社の利益と、建売住宅を販売する不動産会社の利益も考えた上で、販売をして売れる価格帯と、多くの人のニーズに応えやすいことを優先としています。
このことからグレードの高い内装や設備を仕入れることは難しく、比較的量産されている低コストの資材を使用することが多いのです。

一方注文住宅については施主側の意見を取り入れているので、その分コストとしては高くなりがちになります。
家を建てる工務店以外にも、デザイナーに依頼をすることがほとんどなので、その分のコストも上乗せされます。
しかし、注文住宅だからといって必ず高いコストが必要になるわけでもなく、優先順位が高くない部分についてはグレードを見当してコストを切り詰めることも可能です。
一例ですが、家の造りをシンプルにしたり、塗装などの個人でも行える場所は家族で施工をしてコストを下げた事例もあります。
このように注文住宅だからといって高い予算が必要なわけではなく、工夫次第では建売住宅と比較をしてもそこまでコストに差が出ない場合もあります。

建売住宅と注文住宅のどちらを選ぶべきなのかは、「家を建てる前に設計などに時間を使うことが可能」か「一般的な建売住宅ではかなえることが出来ないことがある」のかをもとに検討をすれば良いと思います。
他にも建売物件の場合は二世帯住宅専門で販売に出されることが少ないので、その場合は注文住宅にする方がいいでしょう。

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