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住宅選びのポイント
2017.10.13

住宅ローンが通りやすい金融機関?通すためのポイント

住宅ローンを活用しようと考えるときには、どのような方法・金融機関だと審査が通りやすいのか?などの疑問が浮かぶと思います。
実際に住宅ローンを取り扱っている金融機関は多数存在をしており金利などの条件も異なりますが、基本的に金融機関が見ている審査のポイントはほとんど同じです。
しかし、同じ審査基準でも金融機関によって審査を通る基準の厳しさが異なりますので、結果として審査が通りやすい金融機関と通りにくい金融機関が存在しています。
住宅ローンについて調べてみるとネット銀行は審査が厳しいという内容を見ることもあるかと思いますが、今回はそんな審査のポイントをご紹介します。

主な借入先は3つ

最初に住宅ローンを取り扱っている金融機関の種類についてですが、主には民間銀行独自の住宅ローン、民間の金融機関と住宅金融支援機構が合同で提供をしている長期固定金利住宅ローン、モーゲージバンクの3つの借入先があります。
この最後のモーゲージバンクはあまり聞きなじみのない言葉かもしれませんが、簡単にいうと「不動産を担保にして資金の貸し出しを行っている金融機関」のことを指しています。
このモーゲージバンクと日常で使用することが多い民間銀行の違いは資金調達の方法です。民間銀行が預金などを資金の調達源にしているのに対して、モーゲージバンクは預金ではなく住宅ローンを証券化して、投資化に販売をすることで資金調達をしております。
このモーゲージバンクの特徴としては、民間銀行よりも審査結果が早いです。

審査が通りやすい金融機関とは?

それでは民間銀行が提供している独自の住宅ローンと、モーゲージバンクが提供をしている長期固定金利住宅ローンでは、審査の通りやすさに違いは発生するのでしょうか?
一般的に住宅ローンを借りるときには「事前審査」と「本審査」があります。
民間銀行が独自で提供している住宅ローンの場合は、事前審査を銀行で行い、本審査は保証会社で行われることが多いです。
また長期固定金利住宅ローンの場合は事前審査を金融機関で行い、本審査を住宅金融支援機構で実施されて、融資の決定は住宅金融支援機構が行います。
この両方を比較してみると、民間銀行は団体信用生命保険に加入することと、融資を受ける人の健康が必要な条件になります。
しかし、長期固定金利住宅ローンの場合は、団体信用生命保険の加入は任意となっており、加入をしなくとも融資を受けることが可能とされています。

他にも、長期固定金利住宅ローンは保証人や保証料が必要なことに加えて、勤続年数など融資を受ける人の条件について審査が通りやすいといえます。
しかし、長期固定金利住宅ローンの場合は、融資の決定をする住宅金融支援機構が決めている技術基準を満たしている住宅でなければ、新築・中古住宅ともに融資を受けられないことを考えると、審査基準が厳しいといえるでしょう。

審査の通りやすさよりも、適正な金額かを優先

先述しておりましたが、基本的には住宅ローンの審査をする上でチェックポイントは同じです。
内容の一例として基準としている年収を超えているかなどで、金融機関によって多少の差は存在しますが、どのような金融機関でも厳しい審査を行った結果で融資の可否を決定しています。
その為、結果として金融機関によって審査基準に対しての違いは存在していても、特別審査が通りやすい金融機関があるとはいえませんし、審査が甘い金融機関があったとしても、見るからに返済が出来ないと思われる条件では融資を行いません。

このことから住宅ローンを活用する場合には審査が通りやすい金融機関を探すことに時間を使うのではなく、どのような金融機関でも審査が通るような融資金額を借りるようにした方がいいといえるでしょう。
言いかえると、借りた後に無理なく返済が出来るだけの金額を借りることが大切なのです。
1点補足とすると、ネット銀行に関しては保証料が必要ない場合が多いので、その分他の金融機関よりも審査が厳しいとされています。
保証料が必要ないということは、保証会社を活用しないことになりますので、万が一返済ができない・滞る状況になった場合でも金融機関は保証会社から弁済を受けられないことになりますので、その分リスクが背負うことになります。
そのリスクをなるべく回避するためにも、他の金融機関よりも審査が厳しくなるとされています。

審査でチェックされるポイント

最後に審査でチェックされるポイントについてご紹介します。

1.勤続年数

サラリーマンも個人事業主も勤続年数が3年以上というのが目安となるようです。

2.勤務先

一般的に公務員や大企業であれば収入と将来の安定性が高いと評価されます。
その為、中小企業に勤めている場合は、上記勤務先と比較をすると審査がやや厳しめになると考えていいでしょう。

3.健康状態

先述でもご紹介をした通りで民間銀行が独自に提供をしている住宅ローンの場合は、団信に加入することが条件となっており、このことから生命保険に加入できるような健康状態でなければいけません。

4.収入

金融機関によって条件の違いは存在しますが、最低でも300~400万円以上の年収は必要だとされています。
また個人事業主の場合には、所得金額の審査が対象となります。

5.物件の価値

融資をする側の金融機関は融資をした金額が返済不可能となるトラブルに備えて、融資の契約者が購入をする物件を担保として押さえて、返済が出来なくなったときにはその物件を競売にかけて、融資をしたお金の回収をはかります。

これらのようなポイントがありますので、内容によって申し込みをする金融機関を選ぶことが自分の条件で審査を通しやすくするためのポイントになるでしょう。

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