- 住宅選びのポイント
- 2017.10.24
長く住むための家のお手入れについて
最近では自宅の長寿命化にスポットが当てられることが多くなってきています。
日々の暮らしから、子育てなどで自宅には家族の「歴史」が刻まれていきます。最初の新築の家は設備も含めてピカピカに輝いておりますが、住みだしたその瞬間から劣化が進みます。
住みだしてから1年、2年、3年と時がたつにつれて劣化は進み維持費が発生するのが家ですが、毎日のちょっとしたメンテナンスをすることで、将来の修繕をするときに大きな問題になりにくくなります。
今回はそんな家をキレイに保つための毎日のお手入れをご紹介させていただければと思います。
玄関の掃除
唯一土足で入る場所が玄関です。
家族だけではなく、ご近所さんなどの知り合い、宅配便の人なども入ってくる場所なので、玄関はキレイにしておきたい人も多いと思います。
まず玄関の汚れの原因としては、ホコリやチリ、土埃、靴についていた泥などがあります。
そんな玄関の掃除のポイント
・掃除機やホウキで玄関床のホコリやチリ、ごみをきれいにする。
・玄関ドアや傘立てを雑巾で拭く。
・玄関の床をモップやウェットシートで拭く。
・玄関やタタキを吹き掃除するときは使わない洋服を使い捨てで掃除をするのも便利。汚くなったら捨てることが出来るのでお手軽です。
・靴入れの棚の中にはホウキで大きな汚れを落として、雑巾で水拭きと乾拭きをし、除菌スプレーなどをしてから乾くまでまつといいです。
毎日できる工夫
・下駄箱は定期的に空気の入れ換えを行う。
・履いていた靴はまずはベランダなどの風通しのいい場所で乾燥をさせる
窓の掃除
外からの空気が入ってくる場所なので、ここが汚れていると室内の空気も汚れてしまう可能性もあります。
汚れの原因としては、手垢や埃、チリなどから、タバコの汚れ、雨の汚れまであります。
気持ちよく過ごすためにもキレイに保っておくといい場所でしょう。
そんな窓の掃除のポイント
・窓専門のワイパーと使って汚れや埃を落とします。
・掃除のときに窓についてしまった水分はクロスなどの吸水性がいいもので乾拭きをするとキレイに仕上がります。
・サッシの汚れについてはハタキなどを使って汚れを落とします。
・小型の掃除機があると、窓の溝にたまってしまう汚れを吸い出せるので便利です。
毎日できる工夫
・通気性を良くしておくことが汚れを貯めないことです。
・サッシなどに水分があるときには、普段から乾いた布でふき取るようにしましょう。
フローリングの掃除
フローリングの床にはキレイに見えても、汚れが蓄積していくものです。
裸足で歩いたり、外からの荷物が運ばれたり、ペットが動き回ったりして、手垢や皮脂、ホコリ、髪の毛、ペット汚れ、食べ物カスなどで汚れていきます。
そんなフローリングの掃除のポイント
・掃除機などで床にある埃やチリをキレイにする。
・フロアワイパーで掃除機だと取りきれない汚れを取る。
・壁についている埃はハタキなどで落としてから、雑巾で水拭きをします。定期的にこれを行うことで、ひどい汚れが蓄積されない。
・畳をキレイにするときは基本の掃除機で問題なく、汚れが取れないときには雑巾で拭きましょう。
毎日できる工夫
・床は汚れでザラザラ感が出やすいので、すぐに取り出せる場所にフロアワイパーを待機させておくと良いでしょう。
浴室・洗面台の掃除
水垢など汚れがたまりそうなイメージの水周りですが、シャワーや洗い物のときについでとして軽く掃除をすると、がんこな汚れを防ぐことが出来ます。
やはり水周りの汚れの原因は、水アカに湯アカ、タイルの隙間のカビ、排水溝や壁などがあります。
そんな浴室・洗面台の掃除のポイント
・シャワーなどで床や壁に飛んでしまったシャンプー、石鹸、汚れなどを放置しておくとがんこな汚れになりますので、キレイに流しておきましょう。
・床や壁はブラシやスポンジで洗い流して、排水溝にたまる髪の毛などもブラシなどを使ってキレイに洗い流しましょう。
・水周りは使い終わった後に、出来れば水分を拭きとっておくと清潔に保てます。
毎日できる工夫
・水周りを使った人が毎回作業終わりに、汚れが飛んでいそうな場所をしっかりと水で洗い流してきます。
・浴室は湿気でジメジメしがちなので、日常的に換気扇を回しておきましょう。
トイレの掃除
トイレのキレイさはその家を表しているといっても問題が無い重要な場所です。
汚れがたまってくると独特な嫌なニオイがしてきますので、日々のお手入れをしていれば、来客があったときでも慌てることがありません。
トイレの汚れの原因としては、水アカや黒ずみ、埃や体毛などがあります。
そんなトイレの掃除のポイント
・トイレ掃除のコツとしては、サッと拭けたり流せる状態にしておくと気軽に出来るのでオススメです。
・最近ではティッシュペーにワンプッシュで洗剤を含ませることが出来ますので、それで便座を拭くといいでしょう。
・除菌クロスやフロアワイパーを使って便器周りや、床をサッと拭く。
・便座のフチの裏に届くような形のブラシを使う。
毎日できる工夫
・利用した後のついで掃除を日課にすることで、水垢などのちょっとした掃除じゃ落ちない汚れまで発展をさせないようにしましょう。
・汚れが無いように見えても、定期的に掃除をすることを決めておくといいでしょう。
さいごに
せっかく念願のマイホームを持ったとしても、お手入れを定期的にしないとどんどん劣化をしていってしまいます。
事前に知っていれば対策が出来るようなことばかりなので、是非参考にしてみてください。