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住宅選びのポイント
2017.10.31

日常のストレスと快適な暮らしには男女間のギャップを把握!

日常で感じるストレスや、快適な暮らしについて、その言葉が持つイメージに男女間で違いがあることが言われています。どんな暮らしが快適であり、何にストレスを感じるのか、住宅に対する要望は何か、年齢によっても違いがあります。

快適な暮らしのイメージに男女間で決定的な差

快適な暮らしという言葉に対するイメージは男女間で大きな違いとなっています。男性にとって快適な暮らしというのは、お金に苦労しないことを挙げる人が多いことが明らかとなっており、年代で分けても、50代前半までの年代で顕著にその傾向が出ています。女性の場合、お金のことを挙げる年代は20代から30代前半のみに見られ、それ以降の年代にはそうした傾向が見られません。つまり、経済面の豊かさを男性の場合には基準にすることが多いということになります。

女性の場合、住宅の居心地がいいことを快適な暮らしとして挙げる人がほとんどの年代でみられ、高い支持を誇ります。男性の場合、20代から40代前半までに多少の同意見はあるものの、結局は年代を重ねるにつれ、その意見は見られなくなり、先ほどの経済的なことに関する男性と女性のギャップと同じようなことが起きています。室内の寒暖差を挙げる人はどの性別、年代にも一定の考えを持つ人とは対照的に、男性における経済的な豊かさ、女性における居心地の良さに決定的な差があります。

男女間での違いはストレスの原因になる

どんなことにストレスを感じるのかという質問に対し、労働者世代の男性の多くは仕事を一番に挙げ、その次に年代に即した原因が登場します。20代の場合には子供、30代は人間関係、40代はお金、50代はトラブルを挙げています。60代後半となると健康をストレスの一番手に挙げ、お金に関しては全年代においてストレスに感じる傾向がありますが、子供の独立などで手がかからなくなる50代後半はお金のことでのストレスはあまり感じない傾向があります。

一方、女性の場合は男性の傾向とは全く違います。20代、30代は子供を一番のストレスとし、40代以降は夫をストレスと感じるようになります。では、20代30代は夫をストレスに感じていないのかと言うとそうではなく、同じだけストレスに感じています。男性は1つのことにストレスを感じる一方、女性は複数のことにストレスを感じる傾向があります。特に30代は子供や夫だけでなく、仕事や家事、人間関係、時間にもストレスを感じていることがわかります。

パートナーへのストレスの感じ方の違い

夫が妻にストレスを感じるというのは、30代以降に見られるものの、決して多数を占める意見というものではなく、ストレスを感じるたくさんの原因の中の1つとして紛れ込んでいます。突出して多いストレスの原因というわけではないのが夫の特徴ですが、妻にとっては、夫は際立ったストレスの原因となっています。家でやることが非常に多い妻にとって、夫の存在は腹立たしい存在になりやすく、いわばストレスのはけ口にもなりやすいことを示しています。

男性がお金に対してストレスを感じるのは、家族を養わないといけないという気持ちが強くあるためです。その点、妻はお金に関してあまりストレスを感じず、家事や育児、仕事に追われてそれどころではなく、夫はわかっているのに何の手助けもしてくれないという強い不満として出ています。60代でも夫への不満が強いのは、夫が常に妻と一緒にいようとする部分と、妻が常に夫とは一緒にいたくない部分がぶつかり合うことが原因であると言えます。

価値観は違って当たり前であることを認識すべし

このように、男女間で豊かとは何か、ストレスとは何かという部分に大きな違いがあります。住宅の購入においても、男性が求める理想像と女性が求める理想的な住まいには大きな隔たりがあるのは容易に想像がつきます。男女間では明らかに価値観が違い、住宅の購入の際には何を重視すればいいのかは明らかです。妻にとっての快適な暮らしをベースとしても、男性にとってのストレスにはなりにくく、逆に男性にとってのそれをベースとすると、妻はストレスに感じます。

つまり、夫が仕事をしやすいように住宅を工夫すると、妻は不満を覚えやすく、妻が動きやすいような動線を確保しても夫はあまりそこにストレスは感じないということになります。男女間で価値観が違うのはむしろ当然のことであり、それを認識して家選びをしていけば、ストレスに感じることも少なくなり、円満に暮らしていくことができるようになります。お互いが我を通すのではなく、男女間で何を重視し、軽視するのかを知ることがとても大事です。

さいごに

男性と女性で感性や考え方が違うのは当然であり、長らく同居する中で腹立たしいことが出てくるのは仕方のないことです。価値観の違いで別れてしまう夫婦がいるのも当然であるため、お互い仲良く暮らすためには、まずはギャップを知ることから始める必要があります。

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