住まいづくりのコラム

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デザイン性住宅選びのポイント
2023.07.20

ファサードで住宅価値をアップ

家の第一印象という言葉はよく聞きますが、第一印象を決めるのは、誰の目にも止まる外観の正面デザインであり、『ファサード』と呼ばれる部分になります。建物全体のデザインが外観の印象に大きく影響を与える場合には、側面や背面もファサードに含まれることもあります。

第一印象がいいと、家に興味がわくのではないでしょうか。ファサードについて、もう少し深く考えていきます。

ファサードの重要性

建物の個性を表現するファサードですが、周辺環境と調和することが併せて求められます。偶然、家の前を通りがかった人に「素敵」だと思わせれば、ファサードとしての目的を達成しているといえるでしょう。周辺環境との調和も含めて、『いい家』という印象を残すことができれば、住宅としての価値も上がります。それだけ、ファサードが与える印象は重要になります。

加えて、最近の傾向としては外観だけでなく、機能的な面からもファサードの重要性は増してきています。窓ガラスや表札、ポスト、玄関など、外観と一緒になった部分が室内環境にも大きな影響を与えるからです。外観のデザインだけでなく、全体的によく考えなければならない部分だというのは確かでしょう。「素敵」なファサードを持つ建物は、室内もこだわっているという印象も与え、ますます住宅の価値を高めることにつながります。

ファサードがおしゃれになるポイント

「素敵」なファサードとして、美しく見せるためのポイントは3つあります。

①デザインの統一感
デザインテイストが果たす役割は、ファサードのイメージ戦略として最も大きく、欠かせないものとなります。家づくりの際には、どんな雰囲気にしたいのかを初めに決めなければならないからです。シック、ナチュラル、トラディショナル、カジュアル、モダンなど、様々なスタイルがある中、統一感がなければ違和感が出てしまいます。あえて違うテイストのデザインを部分的に取り込むこともありますが、通常はすべて統一させることが多いでしょう。

②素材・カラーの統一感
デザインの統一感と共通することになりますが、素材やカラーの選択も重要な役割を果たします。選び方次第で、デザインの価値を下げてしまったり、より高級感を感じさせるものになったりなど、ファサードの印象は大きく左右されます。

アクセント素材やカラーを取り入れることはデザインに効果的ですが、逆効果にならないよう、2~3種類に抑えると統一感を邪魔することはないでしょう。

③照明の計画的プラン
昼と夜のファサードの変化も、印象と統一感には大きな影響を与えます。特に、照明で照らされたファサードの表情は、昼とはまったく違う印象になることが多いです。室内照明との兼ね合いもあります。防犯にもつながりますので、照明の美しさと防犯面を同時に実現させることも、ファサードには大事になるでしょう。

ファサードで注目される機能的ポイント

ファサードには美しさだけでなく、機能面での重要性もあります。住宅である以上、住み心地にも関係し、外に面しているとはいえ、疎かにできない部分です。どんな機能が重要なのかを見ていきます。

①防災・耐震など、安全性を高める機能
火災や震災時などに、自分の住宅だけでなく、近隣へ被害拡大にならないような想定もしておかなければなりません。外壁や屋根材などに、燃えにくい素材を使用することが方法としてあります。

例えば、外壁材に防炎・断熱・遮音機能を持つALC(軽量気泡コンクリート)を採用したり、耐震性のある面を持つ構造の住宅にしたりなど、素材自体に何らかの機能がついたものです。

②防犯性を高める機能
外の環境を固めるエクステリアや窓ガラス、ベランダなども、ファサードと関連してくる部分であり、防犯を考える上では欠かせないでしょう。例えば、中が丸見えになるほどの大きな窓ガラスをつけないようにしたり、フェンスの内外に植える木や植物をあまり背の高くないものにしたり、足がかりになるようなベランダの位置を検討したりすることなどです。

他にも、ポストやインターホンを組み込んだ門柱、人感センサー照明、顔認証玄関ドア、防犯カメラなどを取り入れるといった、デザインにプラスアルファをする細かな工夫が必要でしょう。

③エネルギーコストの効率を図る機能
太陽光を効率よく利用する、省エネ・創エネ対策をすることがファサードで可能です。例えば、外観の傾斜や庇、屋根に太陽光パネルを設置するなどがあります。

室内環境にも影響することですから、ファサードを考える時点で積極的に検討したい機能になるでしょう。

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