住まいづくりのコラム

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住宅選びのポイント
2018.03.07

天井の高さで住み心地が違う?

家を建てるときには様々な部分にこだわり、住み心地の良い家にしたいと考える方がほとんどです。もちろん目につきやすい設備や設計についてこだわっているはずですが、意外と見落としがちなポイントは天井の高さです。
住み心地を良くするためにどういった高さにすればよいのかという事も考えながら設計していきましょう。高さの違いによってどういった違いが生まれるのかということについて詳しく見ていきます。

広さを感じさせるなら高さを確保

どうしても部屋のスペースが狭くなってしまうという場合には、広さ以外の部分で補っていく必要があります。日本は特に土地の価格が高いため、ゆとりのあるスペースを確保するということが難しくなります。

そこで広さを感じさせるために天井の高さを高くするという方法を考える必要が出てくることになります。天井が高いことで比較的狭いスペースでも圧迫感を感じにくくなります。リビングなど開放感を感じたいスペースには特に高めの位置に天井があるとよいでしょう。すべての場所に高い天井を設けるという事は難しくても、一部を吹き抜けにするなどという形で対応することもできます。

さらに、高い部分に窓などを採りつけることによって明かりが入りやすく、明るい部屋にすることもできます。できるだけゆとりある空間を希望している方は高めの天井を設けることを考えてみるのが良いでしょう。

家具や照明器具などのバランスを

20180307223043.jpg住み心地という点を考えると、部屋の中で使う家具や照明器具などとの関係も考えていかなくてはなりません。大きなシャンデリアなどを取り付けたい場合には、低すぎる天井だと邪魔になってしまいます。

シャンデリアなどは高い天井の部屋に映えるものです。また、家具の高さによっても適切な高さは変わってきます。低い天井の部屋に高い家具を置くと圧迫感を感じやすいので、背の高い家具が多い場合には天井を高めにするなどという事も有効でしょう。

特殊な高さにした場合には、カーテンなどが市販で手に入りにくくなるという事もあります。天井が高くなると窓も高くなるということが多いので、使いたいカーテンがある場合にはそれに合わせた高さにしておくほうが良いでしょう。このように、実際にどのような住み方をするのかという事を考えて、住み心地の良い天井の高さを選んでいきたいものです。

メンテナンスのしやすさも

天井を高くすることで部屋が広く感じ、スペースを有効に使うことができるというメリットはありますが、住み心地を考えてあえて低めにしたほうが良いというお宅も多いです。例えば照明器具などは電球交換などでたびたび取り外しをしなくてはなりません。

その時に作業ができるかという事を考えると不安を感じることもあるでしょう。そういったお宅では過度に天井を高くしない方が住み心地が良くなることもあります。

また、天井もほこりが付いてしまうなど汚れが目立ってくることもあります。そういった時に掃除ができるかどうかという事も大切です。プロに掃除を依頼できるような経済状態や環境が整っているのであればよいですが、自分たちで行わなければならないという場合は無理なくメンテナンスができるということが重要になります。ぜひこうした点も考えて適切な高さを選んでいきましょう。

身長や暮らし方に合わせて選びたい

住み心地を考えると、住まいの在り方は明確な答えがあるというわけではありません。家庭ごとに暮らし方は異なりますし、条件も様々だからです。身長が低い方が天井の高い家に住むとメリットよりもデメリットが大きいでしょう。身長が高い方なら天井は高いほうが圧迫感を感じず快適に暮らせます。暮らす人の条件などに応じて選んでいくことが必要です。

さらに高さがありすぎるとそれだけ空間が広くなるという事でもあるので、冷暖房の効率が悪くなってしまうという事もあります。寒いところや暑いところに建てる家では多少圧迫感があっても低い方が効率よく快適な温度を保ちやすくなります。
このように暮らす人や場所などによって適切な高さは変わってくることになります。イメージやカタログ上ではわかりにくいので、実際にモデルハウスなどで高さを実感したうえで決めていくのがおすすめです。

まとめ

家は暮らしを営むうえで長時間利用し、重要な役割を果たしてくれる場所です。これから家を建てるのであれば出来るだけ心地よい暮らしが実現できる形を目指して細かいところまでこだわってきましょう。天井の高さも住み心地に与える影響は大きいものです。
暮らしのスタイル、住むうえでの条件など様々なことを考えに入れて決めていかないと、後で生活がしづらくなるなどして後悔してしまうことになります。
こうした家の構造上の問題については後から変えるということが難しいので、ぜひ建てる前の段階でしっかり考えていきましょう。実際にモデルハウスなどを見て天井の高さのイメージをつかんでおくことが、失敗しない選択のコツということができます。

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