住まいづくりのコラム

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住宅選びのポイント
2018.03.07

二世帯住宅にするなら、賃貸より一戸建てにする理由

親から独立し新しい家庭を築くようになって、二世帯住宅を建てたいと考える人が増えてきました。都心や市街地は土地自体の価格が高いため自分達だけでは新しい家を建てることが経済的に困難になる場合もあります。
二世帯住宅を一戸建てで建てることで、賃貸で一緒に住むことよりも色々なメリットがあります。税制面での利点や家族としてよいコミュニケーションを取っていくことができるなどがあり、親も子供世帯も満足できるマイホームを持つことができます。

親子両方の世帯におけるメリット

二世帯住宅を建てると、親子両方の世帯で利点が多くあります。子育て真っ只中の子世代にとって、一緒に住んでいる親世代の助けは心強いです。孫たちにとっても近くに祖父母がいるというのは、ふれあいといった点でもおおきな意味を与えることでしょう。

祖父母も子供や孫が近くにいるということで、日々の生活に張り合いが出て、色々な刺激を得ることができます。実際の生活の中では、食事を大勢で取ることができますし、子供の病気でも仕事を休めないといったときには親にお願いしておくことができます。

外出や旅行で家を空ける時にも安心して留守を頼めますし、ペットを飼う予定の方は身近に頼めるので便利です。遠くに親が住んでいる時ではなかなか頼めない用事も気楽にお願いすることができるのが二世帯住宅です。子供達も祖父母になつきやすい環境ですので、より密なコミュニケーションを取ることができます。

税制面や支払い金額でのメリット

20180307223221.jpg自分達で一から一戸建てを建てるのが難しい場合や、自宅が古くなっているので新しい一戸建てに建て替えたいが長期のローンが組めない親世代にとって金銭面でのメリットが大きいのが二世帯住宅です。

賃貸ですと支払った金額は戻ってきませんし、永久的に家賃を支払う必要があります。現状働いている子供世帯が払っていけば賃貸でも借りられますが、将来年金生活になった時に住む場所に困ることでしょう。一つの土地に二件分の家を建てることのできる二世帯住宅は、金額面でも土地代を安くすることができます。

光熱費や通信費用なども二世帯で分割することでお得です。住宅ローンは親子リレー返済を利用することで、返済期間を延ばすことができ、月々の支払額の負担が減るのでお得です。賃貸よりもお得な二世帯住宅の一戸建ては、これからマイホームを持ちたいと考えている方にとってメリットが大きい方法になります。

二世帯住宅で共有するタイプとは

二世帯住宅といっても、色々な住宅タイプがあります。一つの住宅を二世帯で共有するタイプは玄関は一つです。間取りは1階部分を親世代、2階は子供世代といったように分けて使うケースが多いですが、寝室以外は全部共有するなど同居しているイメージを強く持つ方もいるかもしれません。

このタイプですと税制上も区分登記ができないので、親子別々にローンを組むことができません。しかし、建物自体の建築費用が安く済みますので建物を安く建てたいという方にはお勧めです。共有する部分を増やせばより安くなります。

親と同居するのにハードルが高いと感じている方ですと、トイレや風呂など寝室以外は共有する部分が多くなりますので生活リズムや価値観などをしっかりとすり合わせていくことが大切です。今は仲が良くても、実際に生活すると出てくるのが不満ですので家族全員が同居に賛成することが必要です。

プライバシーが守れる独立型

玄関を分けて、上下で住む世帯を分けることでよりプライバシーを守ることができます。外に階段を付けるタイプと玄関1階部分に2つ設けることもでき、内部で行き来をする部分の扉を鍵付きの防火扉にすることで区分登記も可能になります。

外からみると1つの住宅ですが、登記上は2つの住居となりますので、住宅ローンも別々に組めるといったメリットもあり、共有登記に比べるとそのほかかかってくる、登録免許税や不動産取得税、固定資産税などが安くなるのです。

完全に分離したタイプは、キッチンやトイレ全てを二世帯分作ることになり、建築コストが最も高くなります。将来的に親が高齢になってくると世話が大変というデメリットもあります。独立性はあるので、それぞれのプライバシーがしっかりと守られ、生活リズムが全く違うという家庭でも問題なく別々に生活をしていくことが可能です。

まとめ

賃貸で二世帯を借りると、住宅そのものの費用は永久にかかってきますが、大人数で住むために借りることのできる住居も限られます。二世帯住宅で一戸建てを建てると様々なメリットがあります。
将来的にローン完済後は、住宅費用を支払っていく必要がありませんし、建築方法によっては、安く抑えることや税制面や日々の光熱費など安く抑えられることにつながります。親世代と子供世代の交流ができ、日々のコミュニケーションが活発になり色々な刺激があるだけでなく、用事や頼み事もしやすいです。
親世代が高齢化した時にも介護などの面でも安心して近くでお世話ができます。良い家族関係を長く続けていくためにも、色々なメリットがある二世帯住宅がお勧めです。

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